企業のHPが「破産した」と改ざんされる問題が相次いで起こっている。餃子の王将も被害に遭っており、詳しい内容を「FNNプライムオンライン」チャンネルが報じた。
餃子の王将が破産?破産管財人は〇〇弁護士だった?
鹿児島県にある餃子の王将(鹿児島王将)は、2023年8月31日の夜にHPを改ざんされた。「破産申請開始のお知らせ」「業績悪化のため、破産手続きを開始しました」と記載されていたのだ。
HPには、「本日を持ちまして閉店となります」「破産管財人として〇〇弁護士(実在する)が選任されています」とも書かれていたという。
弁護士の住所や電話番号もしっかり記載されていた。鹿児島王将は取引先に「事実ではございません」と連絡しており、警察にも情報共有していると明かしている。
〇〇弁護士を攻撃し続ける恒心教
勝手に破産を宣言されたのだ。なんとも迷惑な話である。しかも、餃子の王将だけではなかった。東京の精肉店やジュエリーメーカーなども同様の被害に遭っていたことが判明している。
企業にとって迷惑でしかないこの事件は、弁護士への攻撃ではないかと考えられた。そして、犯人は架空の団体である恒心教だと見られている。
なぜなら、恒心教がずっと嫌がらせを行ってきた弁護士の名前が書かれていたからだ。
「FNNプライムオンライン」チャンネルは、恒心教について詳しく解説した。ネット炎上被害者の弁護士を攻撃する団体だ。昔の2ちゃんねるを知っている人にとっては、懐かしい話である。
元外交官・宮家邦彦は、セキュリティの脆弱さを指摘した。「お金を惜しまないで強いサイトを持って」「セキュリティを強めていただきたい」とコメントしている。
関係のない企業が被害に遭っているのだ。「悪ふざけだった」では済まない。恒心教が2ちゃんねる発祥の団体だとわかっている視聴者も、「迷惑な団体」と指摘している。
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