今年上半期でサプライズだったのは新垣結衣と星野源の“逃げ恥婚”だろう。先月19日に電撃発表され、日本列島が衝撃に包まれた。なにせこの2人、TBS系ドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」で夫婦役を演じた間柄。実生活でも結ばれるのだから「話がデキすぎ」と嫉妬にも似た声が上がるのは当然だ。
2人は年明けに放送された「逃げ恥」特番の撮影が終わった昨秋から交際をスタート。トントン拍子で結婚が決まっていった。その根底にあるのは、やはり「相性」。互いに“波長が合う”のだろう。とりわけガッキーをデビュー当時から見てきたマスコミ関係者は目を細める。
「彼女はニコラモデルを経て2005年に女優デビューし、あれよあれよという間にトップ女優となった。そのころ、本人は心が付いていかず、撮影現場ではいつも無言で『お人形』『置き物』と揶揄されていた。彼女が動くのは本番の合図の時だけ。出演者の輪の中にもほとんど加わらず、壁を作っていた」
生来、真面目な性格のガッキーは芸能界特有のノリに馴染もうと必死だった。某芸能プロ関係者が声を潜めて明かす。
「ある時、ガッキーが撮影で一緒になった某男性俳優Xの手を握り『助けて下さい!』と懇願したそうです。そのXは子役時代から芸能界にいて、この世界を熟知していた。男らしいですが、パリピやチャラ男系の友人が多く、今も夜の街で遊んでいます。ガッキーはXに『いろいろ知っていますよね。教えてください』と真剣な表情でお願いしていたそうです」
ただ、Xはガッキーが“そっちの世界”に向いていないことを瞬時に悟り、決して誘い出すことはしなかったという。
その“助けて事件”の数年後、ガッキーとジャニーズ・錦戸亮の熱愛が一部週刊誌で報じられた。2人は2011年の連ドラ「全開ガール」(フジテレビ系)で共演。クライマックスのキスシーンで錦戸が強引にガッキーにディープキスしたことで所属事務所が激怒したが、当のガッキーは違った。
「結局、2人は短い間でしたが、付き合っていた。ただ、ガッキーが本当に錦戸にホレていたかはわからない。Xとの経緯を考えると、芸能界きってのチャラ男で知られる錦戸と無理して付き合い、芸能界に馴染もうとしていたのではないか」(同)
錦戸と破局後、ガッキーから浮いたウワサは消えた。そして今回の星野源。音楽関係者は「星野は自分でも『めちゃくちゃモテます』とネタにしている通り、ヤルことはヤッている。ただ、錦戸のような遊び人タイプではなく、インドアで音楽に没頭するような芸術家タイプ。ガッキーにとってドンピシャだったのでしょう。結ばれるべくして結ばれたと思います」とう話す。
ガッキーは結婚を機に「レプロエンタテインメント」の専属契約を外れる。業界では出演が決まっている2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をもって「引退するのでは?」という声も……。芸能界に“馴染めなかった”ガッキーだけにあっさり身を引いてもおかしくないが、果たして――。
コメントする