Mi-RIDER 桜とバイク

21歳で会社を辞め、ひとり日本縦断に旅立ったバイク系YouTuberのMi-RIDERさん。YouTubeチャンネルには、ツーリングから料理、人気K-POPアイドルの曲を本気で踊る動画など、何者なのか気になる動画が並んでいる。

18歳からバイクに乗り始めたというMi-RIDERさんはなぜバイクに乗り始めたのか、そのきっかけや日本縦断の旅について、昨今社会問題となっているあおり運転について話を伺った。

父親から大きな影響を受けバイクの免許を取得、バイクを通じた人との繋がりがバイクの魅力

お父様とツーリングを楽しむMi-RIDERさん

ーー18歳でバイクの免許を取ったとお伺いしましたが、バイクの免許を取った理由は何だったんでしょう?

バイクの免許を取るきっかけにもなるんですが、父が40歳で二輪免許を取ってバイクに乗り始めて、当時小学生だった私を後ろに乗せていろんなところに連れて行ってくれて。バイクは将来絶対乗りたいなって思ってたんですが、バイクの免許は16歳で取れるのに高校が免許はダメっていうことだったんで、ずっと我慢してまして。

18歳になって高校卒業して、もうしがらみもないっていうので、バイクと一緒に車の免許も一気に取りました(笑)。

ーーお父さんの影響が1番大きかったんですね。

もう1番ですね。100%と言ってもいいくらい。バイクの名前を知ってたりとか、バイクのレースを見たことがあるとか、そういうことはまったくなくて。父の後ろに乗せてもらっていて、それで「楽しい」って。楽しいけど、やっぱ次は「自分で運転したい」って思って、それだけで免許をとりにいきました(笑)。

ーー実際に自分で運転してみて、バイクのどのようなところがよいと思いますか?

私のタイプから話すと、昔からひとりで行動するのが好きで。学校では女の子がグループになって行動することが多いですけど、私はまったくそういうの気にしてなくて。そのなかで、バイクってひとりで楽しめる趣味としてすごくよいと思っていて。

旅行がすごく好きだったので、バイクでいろんなとこに行ける、ヘルメット被って誰にも邪魔されないで、自分だけで行動できる、っていうのがすごい自分のタイプに合ってたんですね。人にもいろんなタイプがあって、バイクに乗ってもその人の人間性っていうのが出ると思うんですけど、バイクを通じて人間関係が広がるっていうのはあります。

ひとりが好きなんですけど、バイク仲間と走るっていうのもすごく影響を受けるというか、いろんな知識を得られますし、参考になる部分もあります。いまはバイク仲間を通り越して結婚式に行ったりとか、みんなでBBQしたりとか、バイクを通じてそういう繋がりができるっていうのもよい点かな、と思いますね。

「日本のよいところをもっと知って欲しい」 有意義な情報を入れた実況スタイルの動画を制作

大好きな海を目の前に撮影するMi-RIDERさん

ーーツーリングってみんなで行ったほうが楽しいですもんね。

最近はインカムでしゃべれるので、移動しているときも寂しくないっていうか。みんなでいろんな話しをしながら走れる機会が増えてきて。今はコロナで難しいですけど、より一層団体でツーリングする機会が増えたりとか、人間関係が広がりますよね。私もあんまり活発な人間じゃないんで、そういう面でも行った場所でたまたま同じ趣味の人と出会って、思わぬ関係ができたりするのも楽しいですね。

ーー活発なタイプにしか見えないですが(笑)。

ハキハキ喋るタイプなんで(笑)。自分が「おっ!」と思った人にはガンガン行くんですけど。あんまり不特定多数にはいかないタイプですね。調理の仕事もしてるんですけど、調理の仕事のときとはまた違う形のお仕事をYouTuberとしていただいているので、企業さんとお話しするスキルというか、そういうのはちょっと関係しているかもしれないですね。

ーー運転しながら実況していますが、そういうのは苦じゃないんですか?

喋るのは好きで、「よう喋るな」と会った人には言われるんですけど(笑)。実況スタイルになったのは、みんなに日本のよいところをもっと知って欲しいっていう動画のスタイルになってからなんです。その前は音楽だけ、字幕だけとかだったんですけど。

声を入れるようになってからは、自分の感想だけじゃなくて、どういう場所なのかとか入れるようになりました。見てもらうからには有意義な情報もあった方がいいかな、と思ったので。今はほぼ、情報説明みたいな感じでやってます(笑)。

ーー動画見て、同じ場所に行ってみたいって思いました!同じように思っている視聴者の方もいるんじゃないかなと。

けっこうツーリング動画をあげると、「動画見て、次の日行きました」とか「次のツーリングそこに行きます」とか言ってくれて。それが1番嬉しいですね!皆さんの参考にしてもらいたいという気持ちで作っているので、実際に受け取り側がそういう風に思ってくれるのが、動画を作っててすごくモチベーションになるというか。自分がやっていることに意義を感じるなと思います。

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