YouTuberの先駆者トミック、無期限活動休止を発表 目標達成で疲れか

チャンネル登録者数170万人を誇るトミックが4月13日、『無期限の長期活動休止します』と題した動画を投稿。

無期限の活動休止を発表するとともに、活動休止の至った理由を説明した。

無期限活動休止を発表

トミックは2011年4月にYouTubeチャンネル「TOMIKKU NET」を開設。このメインチャンネルでは料理動画を中心に投稿する一方、サブチャンネルでは愛猫の動画を投稿、ゲーム実況チャンネルも運営している、ベテランYouTuberだ。

トミックは今回の動画冒頭で「しばらくの間お休みさせていただきたいと思います」と発表。理由については「疲れたからです」と述べている。

活動休止を「年始くらいから考えていた」と話すトミック。現在の精神状態について学校のテスト期間を例に「テスト終わった日の精神状態」「ふぅ疲れたぁの状態と同じです」と述べている。

デマ情報で登録者が10万人減少の過去

ここ数年はYouTubeで活動するにあたって短期目標と長期目標を決めていたというトミックは、短期目標を「(チャンネル)登録者数170万人」と設定していたことを明かしている。

トミックの想定ではこの数字は「そもそも数年前に越えているはずだった」そうだが、トミックが逮捕されたというデマ情報が流れ、2年間で登録者が約10万人減少。

登録者が減っていくうちに再生回数を見なくなり、第一の目標が「動画を出すこと」になっていたというだが、数字を見なくなったことに「それは違うなって気づいた」とトミックは話す。

一時期「好きなことで生きていく」というキャッチフレーズが流行ったYouTube。しかしトミックが「自分の好きなことをしていったら見られなくなっていく」状況に陥ると、YouTuber界も視聴者の見たいものを提供するという時代にシフト。

その変化に順応するため編集などのやり方を変えたトミック。失った10万人を取り戻し、いまに至っているのだが、この10万人を取り戻すために相当な労力を費やしたことが活動休止に繋がったと考えられる。

無期限活動休止を発表したトミックだが、朝に行っているInstagramでのライブ配信は頻度を落とし、継続するとのこと。なお、休止中には不規則だった生活を規則正しく戻す、夫婦の時間をつくるといった目的もあると説明を付け加えている。

世代交代が進むにつれ、動画の構成や作り方もめまぐるしく変化しているYouTube。一度リフレッシュして、パワーアップしたトミックの姿を見れるその日を気長に待ちたい。

出典:TOMIKKU NET

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