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今年11月に7人組の「なにわ男子」のCDデビューが決まるなど、若手グループが台頭しているジャニーズ事務所。昨年メジャーデビューしたSixTONES、Snow Manのほかにも、テレビ朝日系ドラマ『ザ・ハイスクール ヒーローズ』で主演を務める美 少年など、音楽活動や俳優活動はもちろんのこと、バラエティー番組でも若手ジャニーズが活躍中だ。

その一方で、どんどん存在感が薄れていくのがHey! Say! JUMPだ。

「2007年のデビューから現在に至るまで、着実にキャリアを重ねているJUMPですが、ここ数年は正直地味な活動が続いていますね。ジャニーズ事務所としては、デビュー10周年の2017年をきっかけに、嵐のようなグループにさせるという目論見があったんです。でも、メンバーの熱愛スキャンダルや、岡本圭人の留学・脱退もあり、なかなかうまく行かなかったんですよね……」(アイドル誌編集者)

グループとしてはフジテレビ系の冠番組『いただきハイジャンプ』に出演し、昨年末にはドームツアーも敢行。今年はオンラインライブも開催した。

「ジャニーズのデビュー組にとってドームツアーはもはや当たり前ですよ。世間一般にアピールする材料としては弱すぎる。『いただきハイジャンプ』も土曜日の午前中という放送時間ですし、やはり“ファン向け”という印象が強い。八乙女光あたりはバラエティー番組にも出ていますが、後輩たちのほうが出番が多い。苦戦しているのは間違いないですね」(同)

そんななか、メンバーの伊野尾慧は初主演ドラマ『准教授・高槻彰良の推察』(東海テレビ、WOWOW共同制作)が放送中だ。

「伊野尾にとっては大きな仕事ですが、地上波の放送時間が美 少年主演の『ザ・ハイスクール ヒーローズ』とかぶっています。ジャニーズ側でどうこうできる問題ではないとはいえ、扱いの悪さを感じざるを得ないです」(同)

中島裕翔や高木雄也が舞台に出演したり、薮宏太はWOWOWのサッカー中継のMCを務めたりなど、それなりに仕事をしているメンバーたちだが、それらの活動が世間に届いているかどいうと、微妙なところだろう。

「Hey! Say! JUMPは、ジャニーズ事務所内の“若手シフト”に巻き込まれている状態です。本人たちも危機感を抱くべき段階でしょう」(同)

“グループの顔”である山田涼介は、二宮和也のYouTubeチャンネル「ジャニのちゃんねる」のメンバーとなった。

「本来、山田涼介はグループの絶対的エースであり、YouTubeでの仕事を避ける傾向にあるはずなんですよ。もちろん二宮の意向があったとはいえ、ジャニのちゃんねるに山田が入ったということが、JUMPの現状を象徴しているように見えますね。もはや、山田しか戦力になっていないというか、二宮を納得させられるバラエティースキルを持っているのは山田しかいなかったというか……。今後、Hey! Say! JUMPの活動は鈍化して、山田のソロでの活動が増えていく可能性もありそうですね」(同)

近頃は、King & Princeこそが“ポスト嵐”と称されることも増え、Hey! Say! JUMPの居場所がどんどんなくなっているのも事実。正念場を迎えたHey! Say! JUMPは、この苦境をどう乗り越えていくのだろうか。

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