YouTubeで人気のカテゴリの1つであるゲーム実況。多くのゲーム系YouTuberが存在しているわけだが、避けて通れないのが著作権や知的財産だ。そのようななか、4月26日にセガがゲームプレイ映像利用に関するガイドラインを公表した。

今回発表されたガイドラインには、プレイ動画が利用できるプラットフォームとして、ユーザーの個人的、かつ非営利目的のブログ・ホームページ・及びＳＮＳと動画投稿サイトと記載されている。もちろん、ユーザーが投稿する動画を商用・営利目的に利用することは禁止なので注意が必要である。

しかし例外もあり、YouTubeやTwitchなどの動画投稿サイトが正式に提供するパートナー機能等を使用して収益化する場合に限り利用できるという。また、動画を公開するにあたり、動画の加工・改変は、第三者の権利を侵害することやゲーム内容を正しく把握することを妨げる過度な編集や加工はNG。当然ながらチート行為や不正アクセスの手段を説明、あるいは助長するような動画の投稿は禁止だ。

多くの作品を世の中に届けているセガ。それだけに、タイトルごとにプレイ動画の規約や著作物利用ガイドライン等を設ける場合があり、それら規定は今回発表されたガイドラインより優先的に適用されるそうだ。

ちなみに、セガのグループ会社（株式会社アトラス他）やセガが流通を行う「セガパートナーズ」のタイトル、 海外グループ会社（The Creative Assembly Ltd.の「Total War」シリーズ、Sports Interactive Ltd.の「Football Manager」シリーズなど）開発のタイトルは含まないという。

今回より多くの方々にゲームを広め、親しんでもらえるよう、ガイドラインを制定したという同社。「知らなかった」では済まされない著作権や知的財産の問題。ゲーム実況の動画を公開したいYouTuber・ライバーは、今回のガイドラインをよくチェックしておくとよいだろう。

出典：セガ
サムネイル出典：セガ ニュースリリース