ボクシング元ミドル級世界チャンピオンの竹原慎二が8日、自身のYouTubeチャンネルでステージ4の膀胱がんが発覚した当時の闘病生活の様子を公開。7日間で237万回以上再生されるなど注目を集めている。
現在はYouTubeなどで元気に活躍している竹原だが、2014年にステージ4の膀胱がんを患い長い闘病生活を送っていた。同動画では2014年4月、抗がん剤治療をおこないながらも奥さまが撮影する竹原の様子が記録されている。
当初はカメラに向かって笑顔で気丈に振る舞っていた竹原だが 、徐々に身体への辛さが増していく日々に「抗がん剤治療は効いているのか?」「予定通り手術は受けれるのか?」そんな不安を抱えていたという。
それから約2カ月後、抗がん剤治療の効果もみられ無事手術をすることに。当日の直前まで家族や看護婦さんと会話し、どんな時でも笑顔を絶やさない竹原の姿が印象的だ。
手術は内視鏡手術用ロボットを用いた「膀胱全摘」と「新膀胱造設術」。当初予定されていた8時間の手術時間を大幅にオーバーする、13時間にも及ぶ大手術だったという。
手術後も痛みや貧血から思うように身体を動かすことができず、カメラを前に話す竹原の姿も施術前と比べて弱々しく、手術の壮絶さが伝わってくる。
手術から数日経過し、ようやく少しづつ元気を取り戻してくると「死ぬかと思ったよ…」と吐露。体重も抗がん剤治療と手術の影響から10kg減ったといい、頬がこけてしまっている様子も動画からうかがえた。
その後、竹原は医療スタッフや家族、仲間に支えられ順調な回復をみせ無事退院。手術直前の心境を振り返り「どうなるか分からないけど、神様に任せるしかないなと思いました」と、語っていた。
竹原自身がYouTubeの動画内でよく口にする「何歳になっても挑戦していきたい」という言葉。大病を患い、人生や命の尊さを知った竹原だからこそより言葉の深みを感じる。
完全復活を遂げた竹原慎二の今後の挑戦にも注目していきたい。
文:miyasuke
出典:竹原テレビ
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