【余命1か月宣告】りゅう

がんとの闘病生活の様子を動画で投稿しているりゅうさんが、先月11日に亡くなっていたことがわかった。

りゅうさんが生前に投稿をおこなっていたYouTubeチャンネル「【余命1か月宣告】りゅう」にて7日、「【大切なお知らせ】りゅうちゃんが永眠しました。」と題した動画が公開され、奥さまのみほさんから視聴者に向けて報告された。

りゅうさんは2019年1月、右脚の骨肉腫を発症。さらに翌年2020年11月には、癌の肺転移(ステージ4)が発覚し、2021年3月に医師から余命1カ月の可能性を宣告されていたことを動画で明らかにしていた。

みほさんによると、りゅうさんの容態が悪化したのは8月中旬以降から。じっとしていられないほどの強い痛みや、体力の低下、さらには息苦しさにより酸素ボンベの使用を強いられるなど、体調面での変化を同動画で告白した。

亡くなる前日は月に1回の検査日だったそうで、新たな腫瘍が発見されるなど治療では追いつかないほど病気の進行が早まっていることがわかり、治療をせず残りの時間を大切に生きることを決めたという。

その日の夜、普段から病気と真正面から向き合い頑張り続けてきたりゅうさんが「終わった」「もう無理」「ごめんなさい」などの言葉をみほさんに何度も向けていたそうだ。

この様子を振り返りみほさんは、「(りゅうさんは)自分の最期を分かっていました」と話している。

医師からは、最期は脳に酸素が行き届かなくなり呼吸困難で息を引き取ると告げられたそうだが、実際は最期までりゅうさんはみほさんの目を見て会話をし、「ありがとう」など感謝の言葉も伝えていたという。

最後の会話のあと、みほさんの手を強く握り、その後間もなくして息を引き取ったそうだ。

また同動画でみほさんは、しばらくの間実感が湧かなかったことや1人で苦しませてしまったことに対する申し訳ない気持ちなど、共に寄り添ってきたみほさんにしか感じることのできない心境を明かしている。

「人生の意味や価値について多くの人に知ってもらいたい」という、思いを込めて開始したYouTube。りゅうさんの思いは動画を通して、間違いなく多くの人の心に届いていることだろう。

文:miyasuke

出典:【余命1か月宣告】りゅう

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