
『新宿109』の「元マルチ会員にマルチのリアルな活動実態を聞いてみた!」は、悪徳マルチ組織「アルファ」の元会員・佐藤さんへの直撃インタビューを収めた。
セミナー会場でのスマートフォン没収、LINE履歴の強制チェック、消費者金融への斡旋……組織の支配構造が、当事者の口から赤裸々に語られる。
セミナーでは全員のスマホを回収——異常な徹底ぶりの正体
佐藤さんが明かした組織の実態は驚くべきものだ。
セミナー会場では入室直後にスマートフォンとiPadが一斉回収され、終了後に返却される仕組みが徹底されていたという。
さらにメンバー全員のLINEトーク履歴・ブロックリスト・PayPayの友達リストまで確認し、別グループに移った知人を強制的にブロックさせた。
交際相手とも連絡を断たされたカップルが実在したことも明らかになった。
「切る理由がわからなかった。それだけは断った」という言葉が、組織の異常な管理体制を浮き彫りにする。
生活費はタイミーのアルバイトで賄い、深夜2時まで勧誘活動を続けて早朝から出勤する日々を4年半送ったという。
「やめたいけど行く当てがない」——逃げられない構造の本当の怖さ
佐藤さんがKENZOにDMを送った理由は、同じ境遇の仲間を救いたいという一心だった。
「やめると言えば止めに来る。友達も切ってしまった。次の行き先がない」——この三重苦が会員を縛りつける構造だと語る。
佐藤さん自身、全員を一斉ブロックするという強硬手段でようやく脱出を果たしたのは、収録の数日前のことだという。
KENZOは「既存会員をやめさせることが、新規被害を止める最短ルートだ」と語り、相談を受け付ける姿勢を示した。
「自分の知らない幸せが、きっとある」——佐藤さんのその一言が、今もそこから抜け出せずにいる誰かの背中を押すかもしれない。
コメントする