
『AKIRA♂』が12月7日、YouTubeチャンネル登録者数1千万人を達成した。
今年1月1日の開設からわずか340日という驚異的なスピードで、ヴァンビの「スパイダーメーン」が持つ374日の記録を34日も上回る国内過去最速記録を樹立。
金髪のウィッグにサングラス、スーツ姿の男性が登場する"カウンター動画"のみを投稿するという異例のスタイルが、YouTubeの新たな可能性を示している。
チャンネル開設からわずか3カ月で500万人を突破するなど、破竹の勢いを見せていたAKIRA。
しかし4月15日を最後に投稿が途絶えると、一時は登録者数が減少に転じた。
多くのファンが「このまま消えてしまうのか」と不安を抱く中、11月下旬に突如復活。
約7カ月ぶりの投稿は瞬く間に話題となり、登録者数は再び急上昇を始める。
最も再生された動画は約6100万回を記録し、100万回を超える作品が計10本も存在する実績が、彼の独特な魅力を物語る。
登録者の増加に合わせてクラッカーを鳴らすだけのシンプルな構成ながら、多い日には20万人以上の新規登録者を獲得した事実は圧倒的。
復活劇を経て辿り着いた1千万人という大台は、努力だけでは語れない何かがある。
「こんなシンプルな動画で1千万人?」という驚きの声が相次ぐ一方で、「だからこそ面白い」「逆に気になって見てしまう」という反応も広がっている。
カウンター動画は効率的に登録者を増やすテクニックとして知られるが、それだけを投稿し続けるスタイルは前代未聞。
批判を恐れず、ただひたすら同じフォーマットを貫く姿勢に、新しいエンタメの形を見出す人々も少なくない。
「HikakinTV」が1カ月で400万人増やした実績も記憶に新しいこの手法を、究極まで極めた先に待っていた景色。
型にはまらない挑戦が、YouTube界に新たな伝説を刻んだ瞬間である。
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