
『えいしとさなです。』の「最近悲しいことがありました。」は、3年間のYouTube活動で初めて深刻な被害を公表した。
明るく楽しい日常を届け続けてきた2人が、ついに沈黙を破った背景には、繰り返されるストーカー行為と住所特定という看過できない事態があった。
さなが1人で外出中、何度も追いかけ回される事態が発生していた。隠れた場所から出るまで待ち伏せされ、逃げても走って追跡される。
「今怖いけどどうしたらいい」と震える声で電話をかけてきたさなの姿に、えいしは強い危機感を抱いた。
さらに深刻なのは、愛犬ベルと一緒の時にも同様の被害にあったことだ。
「ベルに何かあったらどうしよう」という思いが頭をよぎり、家族同然の存在を守れない無力感にさいなまれた。
前の家でも今の家でも住所が特定され、TikTokのコメント欄に書き込まれる事態まで発生。
盗撮や待ち伏せが常態化し、もはや日常生活が脅かされている。
「応援してくれる人がほとんどだから」と発信を躊躇していた2人だが、0.1%の悪質な行為者のために大多数の善良なファンまで嫌な思いをさせることへの葛藤を乗り越え、カメラの前に立った。
「有名人ぶってると言われるんじゃないか」という不安を抱えながらも、動画公開に踏み切った理由は明確だ。
我慢を重ねて限界を迎えチャンネルをやめるより、正直に話して理解を得る方が、みんなでハッピーに過ごせると判断した。
何十年も続けたいと考えているからこそ、今この瞬間に真実を伝える必要があった。
声をかけてもらえる嬉しさは変わらないが、行き過ぎた行為は人間として怖いしプライバシーの侵害だと訴える。
事務所を通じて適切な対応を検討する段階に入り、悪質な書き込みや追跡、盗撮には法的措置も辞さない構えだ。
「さなを幸せにするので、さなに何かあったら俺はもう行きます」というえいしの言葉に、2人の絆の強さと覚悟が滲む。この告白が、すべての視聴者との新しい関係の始まりになる。
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