
『佐倉あましん』の「ラブブ、中国から偽物が出回りまくり発がん性物質まで検出ww」は、今年の流行語大賞候補にも選ばれた人気キャラクター・ラブブの偽物問題を取り上げた。
街中で見かけることが増えたラブブだが、その裏では中国製の偽物「ラフフ」が氾濫し、思わぬ健康被害のリスクが潜んでいる。
本物のラブブは99元(約3000円)で販売されるが、人気のため売り切れが続出し、中古市場では約3万円もの高値がついている。
そこで注目を集めているのが偽物の「ラフフ」だ。
本物の1割程度の価格で購入でき、さらに歌ったり踊ったり、耳が光るといった本物にはない機能まで搭載している。
アメリカのシングルマザーは「偽物のラブブを探すのが好き。本物にはできない歌やダンスをやってくれるから」と語り、偽物に「ゲイリー」と名付けて家族の一員に迎えたという。
飛行機型で尻尾が回転するタイプまで登場し、もはや独自の進化を遂げている。
中国では年間2万人以上が偽物製造で摘発されながらも、ラフフの勢いは止まらない。
しかし韓国の関税庁が偽物ラブのキーホルダーを分析したところ、5点中2点から基準値の344倍に達する可塑剤が検出された。
この可塑剤は国際がん研究機関が発がんの可能性がある物質に指定している有害物質である。
「毒ラブブ」とまで呼ばれるようになった偽物には、歯の本数(本物は9本)、耳の向き、眉毛の膨らみ、箱の色合いなど、細かな違いで見分けるポイントがある。
安さに惹かれて手を伸ばした先に、取り返しのつかない健康リスクが待っているかもしれない。流行に乗る前に、その可愛い見た目の裏側を知る必要がある。
コメントする