『(株)プリッとChannel』の「正直に話します。」は、動画投稿が滞っている現状と、視聴者からの賛否両論の声に揺れる心境を包み隠さず語る異例の告白である。

「前の方が良かった」という批判と、変化を応援する声援の狭間で、メンバーがカメラの前で思いを語った。

株式会社化という転換点を経て、何を撮れば良いのかわからなくなってしまった彼ら。

変化を試みるたびに「前の方が良い」「ブレすぎ」という厳しい指摘が増え、メンバーの一人は正直に告白する。

自分はコメントを気にしないタイプだと思っていたが、実際には深く影響を受けるタイプだった。

批判的な言葉に気持ちが萎える一方で、「何くそ」と奮起する自分もいる。

どちらにしても左右されている事実に気づき、一度コメントから距離を置く選択をした。

「無色透明な部屋に入っている感じ」という表現が、視聴者の反応に振り回された末の疲弊を物語る。

良きアドバイスとして受け取れる声もあれば、心を削る言葉もある。

その全てが、彼らを今の迷いへと導いた。だからこそ選んだのは「何も考えずにあげたいものをあげる」という原点回帰。

視聴者には気合が入っていないように映るかもしれないが、それでも11月29日のイベントまでは歩みを止めないと決めた。

「安心してください。本当にブレてますから」。この自虐的なフレーズが、逆に彼らの誠実さを際立たせる。

視聴者からは「どうなっているのか不安」「またブレた」という戸惑いの声が予想される中、あえてその迷走ぶりを共有する勇気。

辛辣（しんらつ）に見える批判も、応援してくれるからこそ生まれる声なのだと受け止める姿勢に、成熟した対応が垣間見える。

変化を喜んでくれた人々への申し訳なさと、かつてのスタイルを支持する人々への配慮。その両方を抱えながら、答えを出そうと日々話し合う様子が伝わってくる。

「もう試すこともなくなってきた」という言葉の重さ。

それでも「望みがあるならば」と前を向く決意。

イベントに向けては一切ブレない準備を進めているという力強い宣言も、視聴者への誠意の表れ。

賛否が渦巻く中で、迷いながらも前に進もうとする姿は、見る者の心を揺さぶる。

出典：(株)プリッとChannel | 公式YouTubeチャンネル