
『まさ / 高倉正善』の「大切なご報告があります。」で、チャンネル登録者数63万人を超える人気自転車YouTuberが精神的な病気を理由とした活動休止を発表した。
4年間休みなく走り続けてきた彼が選んだ決断は、多くの視聴者に衝撃を与えている。
まさが語った自身の状態は、一般的にイメージされる精神的な病気とは異なるものだった。「毎日落ち込んでいるわけでも、世界に絶望しているわけでもない」と語り、人格や性格に変化はないと説明。
「昔触れていた虫が急に触れなくなった」「大好きだった食べ物がある日突然嫌いになった」という例えで、自分でもコントロールできない状態を表現した。
記憶障害のような症状も現れ、直近の書類提出を忘れるなど日常生活に支障をきたすように。それでも「元気出せよ」と言われて治るような単純な問題ではないと、病気の深刻さを訴える。
原因は特定できないものの、4年間一度も大きな休みを取らずに活動し続けた過労が要因と分析している。
活動休止の発表で特に印象的だったのは、チャンネルを支えてくれた3人への感謝の言葉だ。
編集を担当する妹のイモティ、企画立案で協力してくれた友人のげんちゃん、撮影や自転車整備をサポートする実業のネギ。それぞれが収益化前から無償で協力し、チャンネルの成長を支えてきた経緯を語った。
「自転車を広めたい」という思いから始まった活動で、レース主催やイベント企画など様々な挑戦を実現。「叶っていない夢はもうない」と振り返り、たとえこのまま引退することになっても後悔はないと断言する。
一方で「最後の動画がこんなクソつまらない企画なのは悔しい」とも語り、復帰への意欲も見せた。この素直な言葉に、彼の人柄と仕事への真摯な姿勢が表れている。
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