2023年に脱サラし、憧れの地であった長野・北アルプス山麓に移住した3人家族。アヤコさんと夫のシンちゃん、娘のユウリさんと、のんびりゆったりの暮らしを楽しんでいる。雄大な自然の中で暮らす3人の日々。
【春を待つ古民家での暮らし】北アルプス山麓で暮らす3人家族の日々
長野・北アルプスの3月中旬はまだ寒い。それでも少しずつ昼の暖かさが増してきたと感じていたのに、空があっという間に暗くなり雪が降ってきた。庭では春の息吹も感じられたこの頃だったが、すぐに真っ白な風景に。でもアヤコさんはこの白く静かな世界が好きだ。
暖かい春になるにはもう少し時間がかかるが、季節の変化を感じることができる暮らしは、田舎の特徴だ。
道の駅で見つけた、食べたことがないという信州ならではの野菜。レシピを見ながら「冬ささぎ」をゆでて味をつける。早春の香りを運んでくる菜の花はマヨネーズとあえて、冬の味覚であるブリのあら炊きとなめこのお味噌汁もおいしそう。献立も春と冬が同居する季節だ。
「シンちゃん」のために手作りクッキーを作る幸せな時間
ユウリちゃんと一緒にシンちゃんのためのクッキーを焼く。シンちゃんは旅先で故障した車が直り、前日からとりに行っている。星や人の形をしたかわいいクッキー。アヤコさんはユウリちゃんが作ったクッキーを食べれば、疲れも吹き飛ぶだろうと思ったのだ。
クッキーが焼ける甘い香りに包まれて「早く食べたーい」というユウリちゃん。焼き上がりのナイスタイミングで戻ったシンちゃんもつまみ食い。チョコレートでかわいくトッピングして完成した手作りクッキー。春が来るまでの時間を、こんなにも素敵に過ごす3人が本当にうらやましい。
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