高学歴の男性3人組YouTuberえびすじゃっぷが、一般男性から提訴され76万円の支払いを課されてたことが、9月7日発売の週刊FLASHの記事で明らかになった。
えびすじゃっぷはフジ、けす、森山による高学歴かつイケメン3人によるYouTuberグループだ。早稲田や慶應義塾大学出身の彼らだが、YouTubeの動画内容はお騒がせ系のものが多く、たびたび炎上している。
問題となっている動画は、2019年5月11日に投稿された『渋谷に行く』という動画。現在はタイトルが変更されているが、以前は『渋谷でナンパしてたらヤンキーの彼氏にブチギレられたwww』というタイトルだった。
同動画内でえびすじゃっぷのメンバーたちは、渋谷で街いく女性たちに声をかけ、抱き寄せたり頭を撫でたりなどの接触行動をしている。
そこに女性と交際していた当時大学生の男性Aさんが登場。メンバーたちが女性へ接触したため、Aさんが「やめてください」と抗議するも、メンバーたちは悪びれもせず「すいませんでした~」などふざけて土下座していたようだ。
現在はその問題になっているシーンは削除されており確認できない状態だが、そのときAさんは撮影されていることに気づいていなかったそうだ。
その後友人から「YouTubeに出ているよ」と連絡がきたことによって、Aさんは自身が撮影されていたことを知ったという。
Aさんは自分の顔がモザイクなしで数十万回再生されているうえ、ヤンキー呼ばわりされていると知り憤慨。えびすじゃっぷのフジに「動画を削除してください」とメッセージを送ったというが、返信はなかったそうだ。
これによりAさんは、2020年7月に肖像権侵害や名誉毀損などでえびすじゃっぷを提訴。訴えは裁判で全面的に認められ、今年3月にはえびすじゃっぷに66万円の支払いを命ずる判決が下ったという。
だがその後もえびすじゃっぷは『裁判の結果が出たのでご報告します【ママ活を添えて】』という動画内で「裁判負けたよ。告訴しよう」「あのガキのことは忘れようぜ」などと発言。
現在その動画は削除されているが、反省している様子が見られない挑発的なその態度に、「賠償金を増額しよう」と男性は弁護士とともに反訴。
その結果、8月20に賠償金が76万円に増額され、東京高裁でえびすじゃっぷとの和解が成立したという。
この一件について週刊FLASHはフジを取材、フジは以下のようにこたえている。
「今はこちらが100%悪いと思っています。当時僕らはチャンネル登録者数が少なく、プライバシー問題について配慮が足りていませんでした」と、反省している様子を見せたそうだ。
Aさんがフジに動画を削除するようメッセージを送っていた件に関しては、「動画の削除を希望するメッセージは確かに受け取っています。その時は“撮れ高”を気にして、気づかないふりをしていました」とAさんのメッセージを無視していたことも認めたのだった。
加害の実感が湧かなかったことにより、裁判後も挑発的な態度をとってしまっていたと語るフジ。
被害者の男性は「多くの人に笑いを届けられる人たちですから、誰かを傷つけるのはもうやめにして欲しいです」とコメントしている。
文:sumika
出典:「週刊FLASH」
コメントする