伊藤英明だけじゃない!? 今後も所属タレントの退所や独立が相次ぎそうな前事務所
若い世代が知ったら驚く!? 伊藤英明の『KAPPEI』より破天荒な“2大事件”とは?の画像
伊藤英明

エイプリールフールで新年度を迎えたこの4月、嘘か冗談かとも思えるほど、芸能人の所属事務所退所・移籍・独立の報告が相次いだ。

4月19日スタートのTBS系火曜ドラマ『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』で主演をつとめる女優の上野樹里は1日、3月末をもってアミューズを退社し、元マネジャーの男性が代表を務める芸能事務所「Don-crew」と業務提携したことを発表した。

俳優のムロツヨシも1日、ASH&Dの退社を報告。新たに「ash&A」の所属となることを発表した。こちらは、新事務所の社長はASH&Dの砂長義雄社長で、担当マネジャーや現場マネジャーも変更はなく、ムロは「暖策分け」と説明。「え? 何が変わるの?ともなりますが、私の責任とそれぞれのやり甲斐を増やしていける場所を創らせていただけたらと思います」と意気込みを語っている。

ほかにも、俳優の瀬戸利樹が9年所属した研音を、元サッカー日本代表の武田修宏は30年以上所属していたホリプロを、3月いっぱいで退所したことを発表した。

「アミューズは昨年、佐藤健、神木隆之介、ONE OK ROCKが退所したが、それぞれ”のれん分け”のような形。上野もその流れに乗ったようだが、今後そうなるタレントが増えそう」(芸能事務所関係者)

そんなタレントたちよりひと足先に、3月27日に移籍をInstagramで発表したのは俳優の伊藤英明だ。20年以上在籍したA-teamを退社し、故・津川雅彦さんが立ち上げたグランパパプロダクションに同日付けで移籍したことを報告した。

伊藤は前事務所を「居心地は大変素晴らしく、このまま死ぬまで気持ち良く俳優として居られる場所でありました」と振り返った上で、「少しおっさんになった俳優というだけで、ご指導ご鞭撻を頂く機会をめっきり失ってしまった事に大変危機感を感じていました」と心境を吐露。そんな中、ドラマで共演した津川さんから大きな影響を受けたことが移籍のきっかけであることを明かした。

「ちょうど3月19日に放送された『人生最高レストラン』(TBS系)でも伊藤は津川さんの話をしていました。2015年のドラマ『リキッド~鬼の酒 奇跡の蔵~』(NHK BSプレミアム)での共演で知り合ってから交流を深めたそうで、第一子誕生の際も津川さんが病院まで駆けつけたほどだったとか。伊藤の悩みを真摯に聞いてくれたとのことで、『津川さんは俳優として自信を持たせてくれた』などと感謝の言葉を述べていました」(テレビ誌記者)

移籍先のグランパパには、秋野太作、笹野高史、岩下志麻、松原智恵子、萬田久子らベテラン俳優が多数所属。確かに、その先輩たちから学ぶべきことは多いはずだが、「前事務所では稼ぎ頭とも言える立場にいたのに、突然の移籍劇は不可解だった」と、芸能記者は首をかしげる。

だが、伊藤の前事務所A-teamからは、今後も所属タレントの移籍や独立が相次ぐことになるかもしれないという。

「伊藤はもともとジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリに輝いて一度芸能界デビューを果たしたが、活動方針をめぐって当時の事務所と合わず、芸能活動を休止。その後、A-teamのスタッフに声をかけてもらって1997年に復帰した。その3年後にはドラマと映画で初主演を経験し、2006年の主演映画『LIMIT OF LOVE 海猿』の大ヒットでブレイク。以降、人気俳優として活躍してきたが、伊藤を見出し、芸能界に呼び戻した最大の恩人こそ、A-teamの創業者で2018年に亡くなった小笠原明男さんで、伊藤は『自分の父親より大きな存在でした』と言うほど慕っていた。その小笠原さんが亡くなって、今の経営陣との関係が良好でなかったのが移籍の要因のようです」(同)

伊藤は新天地で『海猿』を超える代表作に出会ってほしいものだ。

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