宮迫博之が3月25日、『牛宮城に関してお詫びとご報告』と題した動画を投稿。
自身がオーナーを務める焼肉屋「牛宮城」で、雌牛の肉の提供を謳っていたにもかかわらず去勢した雄牛の肉が使われていたとされる疑惑を認め、謝罪した。
YouTuber煉獄コロアキの投稿で疑惑が発覚
牛宮城に“食品偽装”疑惑が浮上したのは、『鬼滅の刃』に登場する煉獄杏寿郎のコスプレをしたYouTuber煉獄コロアキが3月21日に実施した『宮迫の牛宮城に個体番号聞きにいきます!』と題した配信。
同配信で前日にも牛宮城を訪れ、偽装を突き止めるために牛の個体識別番号を聞いたことを打ち明けた煉獄コロアキ。前日には「明日のお昼ごろ連絡する」といわれたものの、連絡が来なかったことから再訪問したという。
この個体識別番号は、和牛や交雑牛を含めた国産牛を販売等するにあたり表示が義務付けされているもので、牛肉の飼育者や産地を誰でも調べられるというもの。煉獄コロアキいわく、店側はこの個体識別番号を聞かれた際には「答える義務がある」という。
配信が行われた21日は、煉獄コロアキが牛宮城を再訪問するとすぐさま警察を呼ばれるものの、5頭分の個体識別番号を無事に入手できており、そのまま煉獄コロアキが退店する様子が収められていた。
なお、当メディアが同配信で公開された個体識別番号を独立行政法人家畜改良センターの「牛の個体識別情報検索サービス」で検索してみたところ、岩手県産の和牛が去勢した雄であることが確認できた。
去勢した雄牛の提供認める
25日に宮迫のチャンネルに投稿された動画では、宮迫のほか、ともに事業を手掛ける本田大輝氏が出演。
ホームページや店舗のメニュー表に「雌牛のみを使用」と記載していたにもかかわらず、去勢した雄牛を使用しているという疑惑について仕入れ担当に確認したという宮迫は、「実際にメニュー表記と異なる去勢した雄牛を提供しているということが判明しました」と、疑惑を認めた。
本田氏によると、該当するのは3月1日~3月22日に仕入れた牛22等のうち、2頭。「厳選和牛サーロイン焼きすき」で提供されていたという。
仕入後の情報確認が徹底できていなかったと説明する本田氏は、店舗内での再調査の結果にも言及。
「30カ月以上飼育された牛」を提供するとしていた点にも「遵守できていないことが判明しました」と述べており、実際は飼育期間が30カ月未満の牛の肉も提供されていたことも明らかにした。
このことを受け本田氏は、「今後もコンプライアンスを意識した組織体制を作るよう心掛けるとともに、その他の点でもお客様に安心して召し上がっていただけるよう、再発防止に努めてまいります。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。
なお、一部でオーストラリア産の牛肉を和牛と偽って提供していることやA5ランクではないと言われていることについては、宮迫が「そのような事実はまったくございません」と否定、去勢した雄牛についても「等級はA5ランクでございました」と説明している。
「雌牛のみ」「30カ月以上の飼育」は撤廃へ
本田氏は今回の原因について、仕入れ担当者にお客様に上質なお肉を召し上がっていただくことを最優先にするよう指示していたことから、「30カ月以上の飼育、雌牛」という基準が徹底できていなかったことを挙げている。
しかし本田氏によると、上質な和牛であることを優先して目利きすると、去勢した雄牛や30カ月未満の飼育の牛が選ばれることもあるとのこと。
このような背景を含め、宮迫は今後について「30カ月飼育と雌牛のみという表現を取りやめさせていただきたいと思っております」と発言。「お客様に美味しいお肉を召し上がっていただく」という最優先のコンセプトを大切にするため、問題となった2点は撤廃すると述べている。
滑り出しは好調だった牛宮城。今回の“食品偽装”が経営に影響するのか、今後の牛宮城にも注目だ。
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出典①:煉獄コロアキ YouTube
出典②:宮迫ですッ!【宮迫博之】
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