昨年に活動を開始した新人VTuberの恋羽るりぃが2月9日にTwitterを更新。
3月7日をもって活動を終了することを発表した。
同じ絵師が手がけたVTuberから著作権侵害報告
恋羽るりぃは、“天界からやってきた小さなプリンセス”をモチーフとしたキャラクターで昨年4月デビューした、まだ新人のVTuber。
これからという恋羽るりぃに著作権の問題が浮上したのは昨年12月25日のこと。別のVTuberからの「キャラクターが酷似している」という報告で、YouTube側が恋羽の動画を削除、生配信も中断されてしまったのだ。
「キャラクターが酷似している」という声を上げたのは、ライバー社に所属するVTuberの「まこと」だ。
恋羽とまことは、ともに「恋小いろり」という人物がデザインを手掛けているのだが、恋羽が11月13日の初配信で同じ絵師の好みでまことに挨拶のメールをしたところ、「パクリVTuberとして不誠実な活動をしている」と苦情がきたことを12月28日のツイートで公表。
一方のまことは12月27日のツイートで、「髪の色、瞳の色、羽、ロリ服衣装、私が普段からモチーフで使用している星、王冠、魔法のステッキやイメージカラーの水色、イラスト以外にもキャラクターの年齢設定まで同じで…」と、その酷似ぶりを伝えていた。
絵師の対応に問題が?
恋羽は12月31日のツイートで、キャラクターを作成中に絵師から「相手側に類似しているため服か髪の色を変更する」という提案があったと記載。
この提案に対し恋羽は、「絵師様及び相手側に迷惑になるようでしたら、絵師様に選択して頂いた服の色合いはそのままで、他に対策はないか」という言葉を伝えるとともに、懸念点も絵師に質問していたという。
絵師の回答は、「一瞬でもそう(類似している)思う人がいるかもしれないが、(中略)信念をもって活動するだけで大丈夫」というもの。
しかし、恋羽は絵師がまこと側に「懸念点をお伝えしたがこだわりがあるということで強くデザイン変更が促すことができなかった」と説明していたとし、双方の著作権をもつ絵師が適切な対処をしないことに憤りを見せていた。
絵師との信頼が揺らぎ、契約更新を拒絶される
恋羽は2月9日のTwitterで、3月7日をもって活動を終了することを発表。
1月15日に絵師から通知書が届き、契約更新拒絶により3月7日にてキャラクターの使用権が無くなることが記載されていたという。
この契約更新拒絶は、恋羽がTwitterで発信した情報を起因に信頼関係に揺らぎが生じたことが理由とのこと。
恋羽は「この契約内容で結んでいる私に落ち度がありますので素直に受け入れようと思います」とコメントしている。
恋羽のYouTubeチャンネルはすべての動画が削除され、何も見られない状態。最後にどんなお別れの言葉が告げられるのか、最後まで見届ける必要がありそうだ。
出典①:恋羽るりぃ Twitter
出典②:まこと Twitter
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