「新しい地図」のメンバーであり俳優の草なぎ剛さんが、いま称賛を浴びている。その中心にあるのが、衛生用紙製品ブランド「エリエール」の大人用紙おむつブランド「アテント」のTVCM。実はこのTVCM、2020年に公開開始されたもの。ニュートピックスとは言えないTVCMがなぜ注目を集め、そして草なぎさんへの称賛につながっているのだろうか。そのムーヴメントの始まりには、あるツイートが関係している。
「草なぎくんのアテントのCMを見てから……」家族に起きた驚きの変化
TVCMの概要としては、「アテント」の「#常識をはきかえよう」をテーマとする取り組みの一環として、アテント応援隊長の草なぎさんが堂々と生まれ変わったパッケージやラインナップを紹介するものだ。全6篇のTVCMでは、草なぎさんが「堂々と紙パンツを持ち歩ける世の中になるといいな」「あなたも一緒に試してみませんか?もちろん僕も今はいてます」というように、紙おむつを“紙パンツ”と呼び、自身も紙パンツをはいているなど、世の中に新しい考え方を提案している。
先のツイートは、このTVCMを視聴した“ある家族の変化”を聞いた、でざいん姉さん|佐野五月(@irohazum_s)さんによるものだ。「オムツを頑なに拒否してきた家族が、草なぎくんのアテントのCMを見てから身につけるようになったらしい。母から聞いて驚いた。『おとなのパンツ』『今までの常識をはきかえる』は、とてもいいコピーだと思う。スッキリする。本人も家族も大変だったので本当にありがたいし、広告の持つ力を感じた」という投稿には約1.3万件(2022年1月7日時点)のいいねがついている。
「心は20歳前後のまま」ユーザー目線のメッセージが多くの共感を呼ぶ
このツイートへの様々な反響をツイッターまとめ「Togetter」はピックアップ。「オムツじゃなくておとなのパンツ とってもいいですね」「うろ覚えだけどツイッターで見かけた『どの年齢層も心は20歳前後のまま。その世代の20歳に届けるつもりで広告作る』みたいなのに近いのかなぁって思った。中々自己認識を年相応にアップデートって出来ないよね…」など、共感の声や社会認識に対する問いかけが寄せられている。
年齢を重ねても変わらずいきいきと生活したい、というのは多くの人に共通する願いだろう。実際、高齢者世代にステップアップしてもアクティブに仕事や趣味を楽しむ人は目立っている。しかし、心身の衰えにより叶わない人がいるのが実情である。今回のムーヴメントは、高齢者を中心とする人々が抱える“ネガティブな気持ち”を、エリエールが課題に真摯に向き合い解消に挑んだからこそ生まれたと考えられる。
そしてなにより、草なぎさんという存在も大きいに違いない。芸能界の様々な苦楽を経験し、それでもなお第一線でお茶の間に笑顔を届け続けている稀有なキャラクターだからこそ、多くの人が「アテント」のメッセージに耳を傾け、その飾らない気持ちに共感したはずだ。
引用元:オムツを頑なに拒否してきた家族が、草なぎくんのアテントのCMを見てから身につけるようになった 広告のあり方を考えるエピソード【togetter】
引用元:オムツを頑なに拒否してきた家族が、草なぎくんのアテントのCMを見てから身につけるようになったらしい【でざいん姉さん|佐野五月(@irohazum_s)さん】
●アテント(公式)は→こちら
※サムネイル画像は(Image:「大王製紙」リリースより引用)
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