YouTuberコレコレが、TikTokで話題になっている栃木県の虐待投稿を追求した。これは生配信中に視聴者から「実は、TikTokで虐待されてる疑惑の出てる子がいます。もし本当ならやばいし、いま特定班の人も頑張っています。コレコレさんの知名度をお借りして、是非拡散して欲しいです」とメッセージが届いたに端を発する。
もととなるTikTokの投稿を見ると、「大丈夫だって。すぐ側に親いるもん。けど何か違和感あるね。手汚くてごめん。」と投稿があり、それぞれの頭文字を取ると「た・す・け・て」となるのがわかる。
またその次の画像を見ると「今から勉強して、3時くらいにママからの説教っていうスケジュール。パパはずっと気持ち悪いガキって言ってて面白い」といったメッセージがあり、視聴者は親からのプレッシャーをかけられていると見た模様。
コメント欄では、投稿をみたユーザーから「虐待されてるの?」といった質問が飛び、「住んでいるところはどこ」の質問に対し「とちぎ」と送られてきている。その後、「虐待されている」という情報が拡散され始めると、本人は「虐待されてないです」と否定し始めたのだ。
この否定メッセージの画面は真っ黒になっており、2人の登場人物がいることのほか、一方から怒号が響き渡っていることがわかる。とは言え、実際に何が起きているか分からず、コメント欄には気を利かせたユーザーから「もし、本当に何かあったとしたら動画でピースサインを出してください」というコメントが書き込まれたのだ。
するとしばらくして本人からはピースサインを出した画像がアップされる。しかし、この辺りから動画が全部消えてしまったというのだ。その後には新しく「皆心配かけてごめんねー虐待されてないよー」という投稿がアップ、次にはアカウントを母親に乗っ取られたのか、母親による虐待ともとれるメッセージが投稿されているのだ。
コレコレはこれに疑問を抱き、深く掘り下げて検証した結果、自作自演ではないかと考えている。コレコレによると、怒号が飛んでいた動画は加工されており、同じ動画に登場しているはずの2人の話の速度が違うというのだ。
また、コレコレが声の速度を変えてみると、父親とみられる男性の声は完全に女性の声になったのだ。その声はどうやら母親というよりは、もっと若い年代の人物の声と見受けられ、コレコレは、本当は姉妹間のケンカを虐待に見立てたのではないかとみている。
一瞬のうちに世界中から注目を集められるSNS。自然災害時にはSNSの情報により助かった方もいたが、今回はただ注目を浴びたかっただけなのかもしれない。
文:pfunk777
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