シバターが12月8日、YouTubeチャンネルで『今年の大晦日RIZIN出ます』 と題した動画を投稿。
12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催予定の「Yogibo presents RIZIN.33」に出場予定だったことを明らかにした。
対戦相手は皇治だった
シバターは11月21日の動画で、毎年大晦日に行われるRIZINについて「12月に仕事をたくさんたくさん入れてしまっているんですね。そんな感じで出れないですね、多分」と発言。出場しないことを発表していた。
しかし8日の動画では「実は出るつもりでおりました」と告白し、パチンコの仕事がかなり入ってしまっているものの、スケジュールが空いているときや仕事の合間に、営業先にあるジムでトレーニングを行ってきたと話す。
11月中旬あたりには、シバターの顔に傷ができていることや痩せてきていることに気付いた視聴者が、RIZIN出場を予測していたようだ。
これに対しシバターは「実は練習しておりましたし、準備しておりました」と発言。相手については「もちろん皇治」と、“キック界のドン・ファン ” こと皇治と対戦予定だったことを明らかにした。
皇治がシバター戦のルール変更を希望
シバターによると、皇治との対戦ルールは1Rはボクシング、2Rにキックボクシング、3RがMMA。96kgあった体重を90kgまで落とすことに決まっていたという。
しかし12月7日になって皇治が、ルール変更を要望。シバターが85kgまで落とせたら、ボクシングーキックボクシングーMMAで対戦。90kgで対戦するのであれば、キックボクシングーキックボクシングーMMAで戦いたいと、RIZIN側に言ってきたようだ。
85kgまで体重を落とすことについてシバターは「かなりパフォーマンスが落ちますし、多分(体重が)落ちないと思う」とし、「85kgまで落として実際戦うことは不可能」と話す。
つまり皇治と対戦する場合のルールは事実上1択で、シバターはキックボクシングーキックボクシングーMMAで戦うことになるのだ。
ちなみに皇治は90kgで戦う場合、グローブを大きめのものにしたいという要望もRIZIN側に伝えてきたことを後に暴露している。
皇治はシバターと対戦したくない
シバターは皇治がルールの変更を求めてきたことについて、「もうシバターとはやりたくないってことなんだと思います」と発言。
この10カ月間パチスロを打ってきた、現役バリバリの選手ではないシバターに対し、自分の有利なルールを提案してきた皇治には苛立っているようだ。
シバターは出場を決めた理由について、最初のルールであった90kgでボクシングーキックボクシングーMMAで対戦した場合でも皇治の勝率は7割と予想しており、それでも今後の自身の活動に繋がるとの考えから出場を決めたという。
それにもかかわらず自分有利なルールを提案してきた皇治に、「自分が98%くらい勝てるルールじゃないとベットしない」と、「ビックマウスやめろよな」と言い放った。
シバターはさらに11月20日に沖縄で開催されたRIZIN.32での皇治の発言にも言及。
「ウソばかりついて、つくり話で金稼いで、(中略)ファイターになりきれん男とどっちがかっこいいですかね。おい、ウソこきシバター、かっこ悪いことばかりせんと男らしく試合やろうや」という皇治の発言を引き合いに出し、「結局、限りなく自分が勝てる可能性が高いルールでしかやらない」と、その卑怯さを訴えた。
しかしシバターは相手側に立って考えた際、「シバターに負けたらマジで格闘家として終わりじゃん。一生格闘技で飯を食うことができないぐらい格闘家としてのブランドが地に落ちるから、それはやりたくないよな」と、皇治のルール提案に一定の理解は示している。
シバターは「どうせだったら3割くらい勝てるルールでやりたいから、なんかもういいかな」「本当、毎日練習してきたけど、もういいわ、皇治は」と、今年はRIZINに出場しないと断言し、動画を締めくくっている。
大晦日のRIZINを見てシバターは何を思うのか……。年末年始もシバターの発言に注目が集まることは間違いない。
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