沖縄を拠点に活動をおこなうグループYouTuber「ハイサイ探偵団」が1日、『【緊急事態】突風で大型船、ハイサイ生け簀に乗り上げて破壊…【座礁】』と題した動画を公開。
軽石問題が深刻な沖縄で、今度は最大風速30mにもおよぶ突風が襲いかかった。同動画では大型船や生け簀の突風による被害状況を動画に収め視聴者に伝えている。
沖縄では強風で大型船座礁
沖縄では11月30日の夕方から前線の通過に伴い、一時的に雨と風が強まり、那覇市では午後5時半頃に29.6メートルの最大瞬間風速を観測していた。
ハイサイ探偵団の釣り企画などに度々登場している漁師もりもりさんは12月1日の未明からTwitterで被害報告を随時投稿。
木が折られるほどの突風が吹き荒れ、名護市の屋我地島にある運天原漁港から約50メートルの浅瀬には全長110メートル、4,463トンのトーゴ船籍の貨物船「HEIWA MARU」が座礁するという深刻な状況となっていた。
もりもりさんからの連絡を受け、12月1日に貨物船が停泊している港に到着したハイサイ探偵団・ひっちゃん。
もともと3隻あった船も1隻は係留ロープが切れて流されてしまっており、さらにもう1隻は大型船の下に沈んでしまっている状況だ。
つい先日動画で公開された軽石問題もまだ解決されていない状態での突風被害に、ひっちゃんやもりもりさんの表情からも困惑の様子がうかがえる。
ハイサイの生け簀も被害に
同動画では、ハイサイ探偵団が作った生け簀も今回の被害に巻き込まれてしまったことが報告された。
ハイサイ探偵団の生け簀の隣にはほかの方の生け簀もあるのだが、この生け簀に座礁した貨物船のプロペラが引っ掛かってしまっているため、貨物船が沖あげされる際にはハイサイ探偵団の生け簀網も一緒に引いて行かれることになるという。
そのため、せっかく集めた魚もいちから釣り直さないといけない状況であることが分かった。
さらにこの貨物船は舵が底についてしまっているため、浅瀬から引っ張りだせることすらも困難を極める状況だという。
もりもりさんも「これは相当時間がかかる」「被害額も相当な金額になるはず」と語っており、被害状況の深刻さを吐露。
続けて、「海はちょっとした気の緩みでこういう事故が起きる」「気を引き締めていかないと危ないですね」と、ハイサイ探偵団のメンバーや視聴者に伝えている。
漁師という仕事の過酷さや自然の脅威を改めて痛感させられる同動画。一刻も早く漁師の皆さんに笑顔の日常が戻ることを願いたい。
文:miyasuke
出典①:NHK
出典②:ハイサイ探偵団の休日
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