「くっすんガレージモーターズ」が、『【感動】燃料代ゼロで走れるソーラーカー作って日本縦断できるか試してみた』と題した動画を公開。手作りソーラーカーで日本縦断を目指すという壮大なプロジェクトを達成し、感動の結末を迎えた。

このプロジェクトの始まりは、2020年9月に公開された『①おばちゃん自転車をソーラーバイクに魔改造した結果・・・』まで遡る。かねてから親交のあった映画監督の近兼拓史さんから、「ソーラーバイクで日本一周したいから今すぐ作って！」との依頼を受け、三輪自転車を改造。試行錯誤を繰り返しながらも見事な手際で手作りソーラーカーを作りあげた。

今回の動画では、2020年10月6日に本土最東端に位置する北海道納沙布岬を出発してから、2021年3月28日に本土最南端の鹿児島県佐多岬に到達するまでの約半年間に及ぶ、楽しくも過酷な日本縦断の一部始終がまとめあげられている。

このプロジェクトでの総走行距離は3,809km。自立式ソーラーカーでの従来の日本記録2,800kmを大幅に上回る新記録を樹立した。また、外部充電することなくソーラーの力のみで日本縦断を達成したことにより、これまで航続距離が欠点とも言われていた電気自動車の歴史に大きな1ページを刻むこととなった。

当プロジェクトの依頼者でもあり、見事にドライバーも務めあげた近兼さんは、ゴール直後の周囲からの祝福の言葉に「次は世界一周だ」と満面の笑みで答えた。一方、ソーラーカーの製作者であり、この縦断を終始サポートし続けたくっすんは、「無事にゴールできるのか、ずっとプレッシャーだった」と安堵と達成感に満ちた表情で振り返っている。

視聴者からも「感動をありがとう！」「本当にお疲れ様でした！」と称賛と労いのコメントが多数届いており、山あり谷ありのリアルな日本縦断プロジェクトに心打たれた視聴者も多かったようだ。

文：miyasuke