しょこたん

タレントのしょこたんこと中川翔子が13日、自身のYouTubeチャンネルで『殺害予告・誹謗中傷の件についてお話しします。』と題した動画を公開。

弁護士YouTuber・岡野タケシと対談し、しょこたんが被害者となった脅迫事件の全貌を明かした。

ネット上でしょこたんに対する誹謗中傷をおこなった20代男性が書類送検されたことについて深堀りした今回の投稿。

被害を受けたしょこたんは「執拗な誹謗中傷や命に関わる内容をすごい勢いで書き込まれ続けた」ことを打ち明け、被害届を提出した理由を語った。

「10年前から数年前くらいまでネットはやられ放題が当たりまえだった」と誹謗中傷の在りようを振り返ったしょこたんは、最近は著名人も誹謗中傷をきちんと対処に動いていることを受け、「とにかく抑止に繋がればいいと思った」のが警察に相談したきっかけだったようだ。

自身が被害者となった事件の不明点を明らかにするため、しょこたんがゲストとして呼んだのはアトム法律事務所の岡野タケシ弁護士だ。

まず、しょこたんは「硫酸をかける」「自殺しろ」「殺害する」など自身に浴びせられた誹謗中傷の罪の重さを尋ねた。

「人格に対する攻撃として侮辱罪」「ありもしないような嘘で社会的評価を下げられる場合は名誉毀損罪」などを例示した岡野弁護士は、しょこたんの加害者に下された脅迫罪を「誹謗中傷のなかでも中程度でかなり悪質なもの」であるとした。

それからしょこたんは、加害者に下された“書類送検”という言葉の意味を質問。岡野弁護士いわく、書類送検は「事件というのは警察による捜査があってから、検察庁に送検されて起訴の有無が決まる」「警察が逮捕せずに送検することを書類送検という」などと説明。

加害者が逮捕されていないという事実に「世の中って加害者を守るシステムがすごい」と表情を曇らせたしょこたんだが、岡野弁護士が「厳罰化の流れと手続きの簡略化がされている」「被害者や行政がすぐにしっかり動ける体制が出来てきている」と付け加えると、心強そうに頷いた。

加害者の書類送検をもって、しょこたんの事件が「正式な刑事事件として立件されて次のステージに進んだ」と語る岡野弁護士。

その一方で、誹謗中傷や脅迫を減らす対策については、「やりすぎると物も言えない、線引きが難しくなるなどデリケートな問題」だとした。

とはいえ、岡野弁護士は「被害に遭ったらすぐに警察に相談する」ことを提言。警察がすぐに動ける事案でなくとも相談が記録として積み重なることに意味があることを告げると、「1番良くないのは警察に無力さを感じて離れてしまうこと」だと話した。

今回の事件によって「匿名だと思っていても匿名ではないということが少しでも伝わったと思う」とまとめると、しょこたんは「SNSって好きとか楽しいとか嬉しいなどのハッピーを無限に楽しめる」「攻撃するのはやめたほうがいい」と改めて自身の思いを述べた。

最後に「少しでも平和な世界に近づきますように!」とネット世界の今後についてコメントしたしょこたん、これからは安心安全に活動をしていけることを願いたい。

出典:中川翔子の「ヲ」

おすすめの記事