
『カノンの恋愛漫画【結城カノン】』が1月31日、「信頼できないコンテンツ」として収益化停止を報告した。
登録者数67万人、総再生回数7億4000万回を誇る大型チャンネルでさえ、突然の処分を免れなかった。
6年間かけて築き上げた信頼と実績が、一通の通知で揺らいだ瞬間である。
YouTubeでは1月上旬から「信頼できないコンテンツ」判定による収益化停止が続出していた。
一時は落ち着きを見せたものの、1月28日ごろから再び停止報告が相次いでいる。
SNS上では「第2波」と呼ばれ、クリエイターたちの間に不安が広がっている。
今回の処分対象となったのは、いずれも顔出しのない非属人チャンネルである。
画面の動きが少ないという共通点も見られ、静止画のイラストに声優によるセリフをつける漫画系チャンネルが多数含まれている。
YouTubeは「教育的価値や新たな価値が付加されておらず、視聴回数を増やすことを目的として大量生産されたコンテンツ」と説明するが、長年丁寧に制作を続けてきたチャンネルも例外ではなかった。
再審査請求が認められたという報告はほとんどなく、救済の道は険しい。
多くのクリエイターが「量産されたコンテンツではない」と異議を唱えているが、機械的な判定の前に声は届かない。
6年という歳月をかけて紡いできた物語たちが、一夜にして価値を否定された形となった。
恋愛というテーマで多くの人々に寄り添い、笑顔や涙を届けてきた日々。
その積み重ねが「信頼できない」と断じられる理不尽さに、当事者だけでなく視聴者も戸惑いを隠せない。
朝起きたら仕事を失っていた、そんな悪夢のような現実が、今この瞬間もクリエイターたちを襲っている。
誰かの日常を彩っていたチャンネルが、次々と沈黙を余儀なくされていく。
明日、自分の好きなチャンネルが消えるかもしれない不安が、私たちを今、覆っている。
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