
ホロライブ所属のVTuber『常闇トワ』が、運営会社カバーへの多額の借金と3ヶ月間の無給状態を自身のXで告白し、大きな反響を呼んでいる。
登録者数155万人を誇る彼女の裏側には、夢を形にするための壮絶な覚悟があった。
「ソロライブに向けてがんばって色々作ったりしてたら会社にめちゃくちゃ借金してた」。
常闇は笑い泣きの絵文字とともにこう綴った。今年10月、有明アリーナで開催された2度目のソロライブ「SHINier」。
その華やかな舞台の裏では、想像を超える資金が投じられていた。
2ndアルバム「SHIN」収録の全10曲のうち5曲ものMVを制作するという並々ならぬこだわりが、結果として給料3ヶ月分を超える借金という形で彼女の肩にのしかかった。
しかし彼女に後悔の色はない。「素敵な作品いっぱい作れたから…」という言葉には、アーティストとしての誇りがにじむ。
カバーに対しても「建て替えてくれてありがとう…」と感謝を示し、最後には「ぜひ!!お仕事待ってます!!!」と前向きに呼びかけた。創作者としての情熱と、現実的な困難の狭間で揺れる姿は、どこか切なくも美しい。
「トワ様レベルで3ヶ月無給ってとんでもない金額活動にかけてくれてたんだな、、、感謝」「最高のソロライブありがとう」。
Xのリプライ欄には驚きと感謝の声が溢れている。多くのファンは、彼女が自らの給料を犠牲にしてまでクオリティを追求していた事実に胸を打たれた様子だ。
通常なら隠したくなるような金銭的な苦境を、ユーモアを交えながら正直に語る姿勢に、ファンはより一層の親近感を覚えている。
無給の3ヶ月を乗り越えながらも前を向く彼女の姿は、夢を追う全ての人への静かなエールとなっている。
給料という対価を超えた何かを追い求める人間の輝き。その眩しさは、きっと返済が終わった後も色褪せることはない。
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