
寒い冬の季節に愛用者が多いヒートテック。
『ゆっくりは健康になりたい。』の「ヒートテックよりも最強の防寒アイテム7選」は、多くの人が無意識にやっているヒートテックの残念な使い方を徹底解説。
寒さ対策のつもりが実は逆効果になっている驚きの真実が、科学的な根拠とともに明かされる。
まず「寒いから2枚重ね」は最大の落とし穴だ。
同じサイズを重ねると生地が密着し、断熱に必要な空気の層が潰れてしまう。
ダウンが温かいのは羽毛そのものではなく、その間に抱え込まれた空気のおかげなのだ。
さらにゆったりサイズやキャミソールの上から着るのも大きな間違い。
ヒートテックは体から出る水蒸気を繊維が吸着して熱に変える仕組みのため、肌に密着していなければ効果は発揮されない。
「温かいはずなのに寒い」と感じているなら、着方を見直すだけで劇的に変わる可能性がある。
素肌にジャストサイズで着ることこそが、本来の性能を引き出す鉄則である。
そして、冬のランニングや登山でヒートテックを着るのは実は危険行為だ。
大量の汗を吸った後、乾きにくい素材特性により濡れた服が肌に張り付いたまま体温を奪い、最悪の場合、低体温症のリスクすらある。
運動時は速乾性のスポーツ用インナーを選ぶべきである。
また3年以上着続けている古いヒートテックも要注意。
生地が伸びてデロデロになると密着が失われ、発熱効果は激減する。
暖房の効いたオフィスと極寒の屋外では必要な温かさが違うように、用途に合わないインナー選びも失敗の原因だ。
正しい知識さえあれば、この冬はもう無駄に震えることはない。
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