
『ゆりいちちゃんねる』の「【交際9年】しばらく距離を置いていました。その理由とその後は…」は、交際9年で同棲も7年目を迎える2人が、初めて別々の時間を過ごすことを決意した理由とその結果を語った。
2人は仕事が落ち着いたタイミングで、お互いが新しい視点を得るために一時的に別行動をとることを選んだ。
これはネガティブな理由ではなく、長年一緒に過ごしてきたからこその前向きな挑戦だった。
ゆりなは、いちろーとの生活で送り迎えが当たり前になり、7年間ほとんど1人で外出することがなかった。
電車に乗ることさえ恐怖を感じるほど、パートナーに依存した生活を送っていたのである。
しかし別々に過ごす時間を作ったことで、1人で電車に乗り、ショッピングを楽しみ、焼肉店で食事をするといった小さな挑戦を重ねていく。
東京に7年住んでいながら知らなかった街の魅力を発見し、行動範囲が一気に広がった。
さらに病気をきっかけに距離を置いていた友人たちにも自分から連絡を取り、本音で語り合うことで関係が深まっていく。
「こんな私と仲良くしてくれる友達に悪い人はいない」という彼女の言葉には、自分を受け入れてくれる人々への感謝が込められている。
メイクをしなくても外出できるようになり、自分のことを「かわいい」と思えるようになった変化は、自己肯定感の向上を物語っている。
一方、いちろーは対照的な時間を過ごしていた。掃除や料理をしなくなり、昼夜逆転の生活に陥る。
何をしても気力が湧かず、英語の勉強や読書で気を紛らわせても長続きしない。
1人でご飯を食べても美味しいはずなのに物足りなさを感じ、「ゆりなが隣にいたらもっと美味しいだろうな」と考えてしまう。
彼は自分のアイデンティティの大部分がゆりなとの関係性で形作られていたことに気づいた。
「脳みその9.5割はゆりなで、残りの0.5割はトイレや食欲」という表現に、彼女への依存度が表れている。
楽しいことを誰かと共有することの尊さ、辛い出来事を分かち合える相手がいることの大切さを再確認した彼は、ゆりなが自分にとって空気や水のようなかけがえのない存在だと実感する。
別々に過ごした時間は、2人にとって全く異なる意味を持った。彼女は自立と成長を、彼は感謝と依存の自覚を得た。この経験を経て、2人の絆はさらに深まったに違いない。
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