『いけちゃん / ikechan』の「人生もう終わり！！大阪西成を"1人で"飲み歩いてみたら・・・」は、炎上騒動後の心境を率直に語りながら、大阪西成で一人飲み歩きをする。

住所まで特定される事態に直面したいけちゃんが、三角公園を中心とした西成の街で出会った人々の温かさと、自分らしさを取り戻していく姿が印象的だ。

「私も闇落ち寸前なのかな。なんならもう闇に落ちてるかも」と語りながらも、三角公園で感じた謎の安心感について語るいけちゃん。

120円の梅サワーを飲みながら、これまで猫をかぶりすぎていた自分を振り返る。

行政の仕事も退職し、もう自分らしくやっていくと決意を新たにする様子が伝わってくる。

400円のホットケーキは、まさに実家に帰ってきたような安心感をもたらした。

「食べ物の温かさが身にしみる」という言葉からは、物理的な温かさ以上に心の支えを求めている心境が読み取れる。

西成あいりんホルモンセンターでの焼け酒シーンでは、「一生背負って生きてこう」という覚悟と共に、新しい自分で歩んでいく決意が感じられる。

街を歩いていると次々に声をかけられるいけちゃんだが、「みんな意外と気にすんなよとか、これから頑張れよ」と励ましの言葉をかけられる。

特に印象的なのは、メンバーシップ限定オフ会でのエピソードだ。

週刊誌のニュースが出た数時間後の開催にも関わらず、参加者全員が理解を示してくれたという。

「実際に会った人たちみんな優しい」と語る場面からは、ネット上の批判と現実の温かさのギャップが浮き彫りになる。

ホルモン屋で偶然出会ったYouTuberとの交流や、店員さんの「西成は何しても受け入れてくれるところだから大丈夫」という言葉も心の支えとなった。

リアルな生活が充実している人ほどスキャンダルに無関心だという気づきも得て、自分の人生を振り回されることなく歩んでいく意志を固める。

人生という旅路で迷子になった時、西成という街が示してくれた多様な生き方と人々の優しさこそが、真の処方箋だったのかもしれない。