木村拓哉
木村拓哉

『木村拓哉』の「オレ以外全員『麻雀プロ』木村拓哉 起こせ!ビッグインパクト!(前編)」は、キムタクが本物の麻雀プロと真剣勝負を繰り広げる。

アンジャッシュ小島、女流プロの中田花奈、水原詩央里という強者たちを相手に、「1回上がったら3段、2回で5段、3回なら小島と一緒にプロ」という破格の条件で挑む姿が描かれる。

この麻雀への挑戦の裏には、20年以上前の萩原聖人との因縁があった。

萩原聖人との「バチバチ現場」が生んだ20年越しの因縁話

木村拓哉が「ゴルフと麻雀だけは僕やらない」と言い続けてきた理由は、20年前のドラマ撮影現場にあった。

共演者の萩原聖人が撮影現場で麻雀の本を読んでいる姿を見て「なんだこいつ」と思い、「麻雀なんてやるものか」という先入観を抱いてしまったのである。

当時はお互いに「バチバチ」の関係で、監督やスタッフが台本を開いている中、萩原だけが「近代麻雀」を読んでいたという光景が強烈な印象を残していた。

木村拓哉にとって、麻雀は萩原聖人との確執を象徴するものだったのだ。

しかし現在では「お互いあん時はバカだったね」と笑って話せる関係に変化。この和解が、木村拓哉の麻雀デビューへの心理的なハードルを下げる要因となった。

さんまから「麻雀とゴルフやったら絶対お前に負けへんわ」と挑発された時も、この萩原聖人との因縁話があったからこそ「勝ちに来ちゃった」と応じることができたのである。

20年越しの確執が、新たな挑戦への原動力に変わる人間関係の妙が興味深い。

「やっべえ、今すっげえスイッチ入った」本気モードの真剣勝負

萩原聖人との和解を経て麻雀と向き合えるようになった木村拓哉が見せる本気モードは圧巻だ。

「やっべえ、今すっげえスイッチ入った」「メラメラしてきた」と語る表情は、過去の確執を乗り越えた男の覚悟を物語っている。

特に「逃げない」というアドバイスを受けた後の変貌ぶりは、まさにドラマ撮影現場さながらの集中力を発揮。

高得点を狙わず「安くてもいい、とにかく上がる」という戦略を貫き、プロたちが驚くほどの成果を上げる姿は見事だ。

視聴者からも「萩原さんとの話が面白すぎる」「20年越しの和解から始まる麻雀って最高」「目つきが変わった瞬間がすごい」といった反応が続出。

麻雀のルールを知らなくても、過去の人間関係のあつれきを昇華させて新たな挑戦に全力で取り組む木村拓哉の姿勢に心打たれる。この企画を見れば、過去の確執さえも成長の糧に変える大人の魅力を感じられるはずだ。

出典:木村拓哉

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