
『kson ONAIR』の「VShojoの闇:未払いどころじゃありませんでした」は、かつて所属していたV業界大手の実態を赤裸々に告発する緊急配信。
「契約内容と全然違った」と語るその表情には、深い怒りと失望がにじむ。
一方で、ファンイベントでは変わらぬ笑顔を見せるksonの姿に、視聴者の心は大きく揺さぶられる。
表向きは「タレントに100%支払います」と記載された契約書。
しかし、実際には案件費用からVShojoが大きな割合を中抜きし、残額を100%としてタレントに提示していたという。
さらに、契約外のスタッフ宿泊費やプライベートと思われる出張費までもが、企業側に“必要経費”として請求されていた。
ksonは「100%あげますって言ってたけど、その前にガッツリ取ってる。大嘘つきでしょ」と怒りをぶつける。
こうした構造的な搾取に対して「この業界はゴミだから」と吐き捨てるように言った言葉には、現場で何度も理不尽を味わってきた彼女の実感がにじむ。
事務所の信用が崩壊した現場で、それでもタレントたちは無言のまま、画面の向こうに笑顔を届けていたのだ。
だが、そんな怒りの直後に開かれたファンイベントでは、ksonは一切の憂いを見せずに登場。
ファンとともに笑い、冗談を交わし、現場は終始温かな空気に包まれていた。
手作りグッズを持参する熱心なファンや、女性ファンの姿も目立ち、彼女が築いてきた関係性の深さがそこにある。
「民度が高いからこういうイベントができる」と語るkson。どれだけ理不尽にさらされても、彼女が守りたいものは“ファンとの信頼”だ。
その強さと誠実さが、まさに画面越しに伝わってくる。「またやるね」の一言は、きっと次もこの場所で笑い合おうという、彼女なりの約束である。
そしてその言葉には、信じた人に裏切られてもなお、信じ続けようとする覚悟が込められている。
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