『てんちむCH』の「てんちむと揉めた人全員集合 part2」は、過去に激しい嫌い芸で話題となった加藤純一との久々の対話。

7年前から続いた因縁関係が、今回の対談でどのような変化を見せるのか注目が集まる。お互いの成長と変化を感じさせる、予想外に和やかな雰囲気での対話が印象的だ。

嫌い芸から見えた互いの変化と成熟

対談では、かつての「嫌い芸」の発端から現在に至るまでの経緯が赤裸々に語られる。

加藤が「俺の嫌いゾーンからだんだん外れてきた」と語るように、てんちむの母親としての成長や価値観の変化を認める場面が印象的。

特に「子供がいるとちゃんと叩かれないように悪口言うのやめよう」と語る加藤の心境変化は、視聴者にとって新鮮な驚きとなっている。

一方でてんちむも、加藤の美容院経営やサッカーチーム運営など多岐にわたる事業展開に感心を示し、互いの人生観や価値観について深く語り合う姿が見られる。

過去の対立を乗り越えて、大人同士として理解し合おうとする姿勢が随所に表れており、時の経過と共に人は変わることを実感させる内容となっている。

視聴者の期待を裏切る前向きな対話

「絶対ネガティブなニュースを期待するでしょ」という加藤の言葉通り、多くの視聴者は両者の対立を期待していたはず。

しかし実際の対談では、結婚観や子育て、仕事への取り組み方など建設的な話題が中心となり、互いの現在の充実ぶりが語られている。

加藤の「俺の視聴者を裏切ってやりたい」という発言からも分かるように、意図的にポジティブな内容を心がけた様子が伺える。

てんちむの手作り系統作品を褒める場面や、互いの仕事に対する姿勢を評価し合う展開は、過去を知る者にとって感慨深いものがある。

二人の関係性の変化と共に、それぞれの人間的成長を感じさせる対談となった。時には笑いを交えながらも、真摯に向き合う姿勢が印象に残る。