
『いけちゃんねる』のYouTuber・いけちゃんが、秋田県東成瀬村の地域おこし協力隊を2025年7月末で退任した。
東京と秋田を行き来しながら空き家改修や観光PRなどに尽力してきた彼女の、静かな転機に注目が集まっている。
工学部建築学科を卒業し、一級建築士の資格を持ついけちゃん。
YouTubeでは「ぼっち系女子大生」として人気を集めたが、その後は建築事務所勤務、グラビア活動、そして東成瀬村での地域おこしへと多面的にキャリアを重ねてきた。
地方の空き家再生や観光資源の掘り起こしといった、地に足のついた活動には「ただのYouTuberではない」本気が感じられた。
派手な演出こそなかったが、手作業の改修に汗を流す姿や、地元の人々とのやりとりからは、彼女の実直さがにじみ出ていた。
「都会での暮らしと全然違うけど、こっちにも面白さがある」と語る表情は、自然と視聴者の共感を呼んだ。
不倫疑惑の報道が出たのは、彼女が地域活動に注力していた最中のことだった。
謝罪を経て、チャンネル登録者数は減少。SNSでは「応援してたから残念」「でも正直に謝ったのは偉い」と意見が分かれた。
情報発信という役割を担う中での騒動は、精神的にも大きな負担だったに違いない。今回の退職は、「一身上の都合」とされているが、その背景に想像を巡らせる声は少なくない。
活動に幕を下ろした今、コメント欄には「秋田での時間は無駄じゃないよ」「また建築の道で輝いてほしい」といった、温かいエールが並ぶ。
波風を受けながらも、自分の道を模索し続けるその姿勢こそが、多くの人の記憶に残っている。
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