『あーずかい』チャンネル（登録者数46.9万人）の男子大学生YouTuberが体験した「水を入れずに米を炊く」という前代未聞の失敗談がXで15万いいねと話題を呼んでいる。

無洗米を使用していたとはいえ、普段は必ず軽く洗っているという彼が、なぜこのような基本的なミスを犯してしまったのか。疲労で頭が回らない状態での料理がもたらした、予想外の結果とは。

炊飯完了の合図と共に蓋を開けると、そこには生米がお出迎え。友人との通話中に起きたこの出来事は、まさにサスペンスドラマのような展開となった。「さあ食べよう」という期待を込めて開けた炊飯器から立ち上る湯気の代わりに現れたのは、変わらぬ姿の米粒たち。あーずかいさんは30秒間の放心状態に陥り、友人の呼びかけでようやく現実に引き戻される始末だった。

水なしでも炊飯器は動作するという事実も驚きだが、炊飯中に「お米の匂いが全くしなかった」という違和感に気づけなかった点も、疲労の深刻さを物語っている。無水状態で温められた米は「ポッカポカでカッピカピ」という独特の状態となり、生米が単に温かくなっただけという結果に。

幸いなことに、水を加えて炊き直したところ、米は普通に食べられる状態に復活した。

この「めでたしめでたし」な結末に、多くの視聴者がホッと胸をなで下ろしている。「するはずのないミスをしていた自分にとてつもないショックを受けた」という率直な感想からは、完璧主義者の一面も垣間見える。一方で、水を入れたまま炊飯ボタンを押し忘れる逆パターンの恐ろしさについても言及。長時間放置すると人生で嗅いだことのない悪臭に見舞われるという警告は、多くの人が共感する生活の知恵となっている。

疲れた時ほど基本的なミスを犯しやすいという教訓と共に、失敗を笑いに変える彼の人柄が伝わってくる。この体験談は、完璧を求めすぎず、失敗も楽しむ余裕の大切さを教えてくれる。