
ペットのニワトリ達と、その飼い主である藤田との日常を動画で発信する『チキンチャンネル』が、チャンネル存続の危機に追い込まれている。
一体、何があったのか。
今年2025年3月2日、『チキンチャンネル』を運営する藤田は「【緊急】チキンチャンネル終了になるかもしれません」というタイトルの動画でことの詳細を報告。
動画内では、
- YouTubeより、「ポリシー違反」を警告するメールが届いたこと
- 故に収益は無効化となったこと
- 「どの動画が違反対象なのか」など、具体的なことまではわからないこと
について説明した。
唯一、わかっていることとして今回のポリシー違反は「暴力的で刺激の強いコンテンツに関するポリシー」という項目に該当するということ。
以前、藤田はニワトリ同士が喧嘩をしている動画をアップ。YouTubeパートナープログラム(YPP)では動物の虐待や闘犬・闘鶏といった、わざと動物同士を戦わせる内容も禁止しており、これに関するAIの判定が引っかかっているようだ。
今後、『チキンチャンネル』は再審査を受ける方針。YouTubeの規約上、再審査を受けられるのは3ヶ月後となる。
再審査はAIではなく人間によって確認され、再審査が可能となる3ヶ月後までは動画の削除などチャンネルの修正が可能。
しかし違反対象となる動画がどれなのかが不明であるため、現状では打つ手無しのようだ。
Chat GPTに代表される生成AIの一般化が進んでいるが、その精度は決して完璧なものではなく、十分なクオリティを実現させるには人間の介入が必要不可欠である。
そうしたAIの不完全さがYouTuberの収益にまで影響したというのが、今回の事例ではないだろうか。
現代は第三次AIブーム真っ只中。しかしAIの実用のためには、まだまだ課題は山積みのようだ。
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