たっくーが、「風船おじさん」を取り上げた。「風船おじさん」とは、風船で空を飛んだおじさんのことだ。
「ファンタジー号」でサンフランシスコへ
過去に、「風船おじさん」と呼ばれた人がいた。その人物とは、自称冒険家・鈴木嘉和だ。
「風船おじさん」こと鈴木嘉和は、「ファンタジー号」という、ゴンドラに風船をくくりつけた乗り物で空を飛ぼうとした。
「ファンタジー号」で、ジェット気流に乗ってサンフランシスコに行くという計画だったのだが、不可能だったことが判明している。
そもそも、「ファンタジー号」にくくりつけた風船では、ジェット気流に乗れる高度まで上昇できないのだ。しかも、安全性に問題があると、国土交通省に止められていた。
「風船おじさん」の目的は借金の返済?
「風船おじさん」は、地面にロープを固定して行う試験飛行ならやってもいいと許可を得ていた。
しかし1992年に行われた「ファンタジー号」の上昇実験中に、「風船おじさん」は空へと消えてしまう。
「風船おじさん」は「行ってきます」と言ってロープを外してしまったのだ。だが、無謀な計画である。集められた支援者やマスコミは呆れていて、誰も手を振らなかったという。
最初は家族とも連絡が取れていたのだが、最終的に捜索願が出されている。
アメリカとカナダ、ロシアに救難要請を出したのだが、残念ながら見つかっていない。「ファンタジー号」の残骸すら、発見されなかった。
たっくーは、「風船おじさん」が何故空を飛ぼうとしたのかについても解説している。
「風船おじさん」は起業していたのだが倒産してしまい、4億〜5億円ほどの借金を背負っていた。そのため、「ファンタジー号」で太平洋を横断して借金を返済しようとしていたのだ。
「風船おじさん」に関しては、有名なので知っている人もいる。しかし、何故飛ぼうとしたのかはあまり注目されていなかった。
その点、たっくーは深堀りしているのでとても面白い。「風船おじさん」に詳しくなれる動画だ。
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