「ABEMAニュース」が、11年前の事件を取り上げた。重要指名手配犯・宮内雄大容疑者が起こした、強盗致傷事件を振り返っている。
住宅に侵入したものの家族に捕まる
事件が起こったのは、2013年2月のことだった。2月23日の午前3時頃、宮内雄大容疑者は、山梨市の住宅に侵入して1万円を盗んだ。
しかし、住宅に住んでいた夫婦の息子が、宮内雄大容疑者の侵入に気が付いた。息子は飛び掛かって押さえ込もうとしたのだが、殴られてしまったという。
だが、家族で協力して、宮内雄大容疑者を取り押さえることに成功した。一家の主人は、「殺してでも逃げようというのが犯人の気持ちだろうから、やっぱり怖い」と当時を振り返っている。
パトカーを降りて逃走!現在も逃走中
取り押さえた後、警察が来て、宮内雄大容疑者は現行犯逮捕された。そして警察署に連行されたのだが、パトカーから降りた際に逃走している。
せっかく家族が捕まえた犯人を、逃がしてしまったのだ。警察の大失態である。秋山元警部は、「被疑者から目を離していたと思う」と指摘した。
被害に遭った家族は、宮内雄大容疑者が逃走したことを知り、「復讐に来ると思って。それの方が怖くて」と言っている。
警察は緊急配備を行ったが、捕まえられなかった。そのため、強盗致傷事件にも関わらず、重要指名手配犯になっているのだ。
秋山元警部は、「田舎だと当直する警察官が少ない」「重要指名手配犯になっているのは警察の名誉挽回のため」と話した。
警察にがっかりする事件だ。幸い、こうして取り上げられたことで、事件を知る人が増える。
逮捕に繋がる情報が寄せられる可能性もあるのだ。発見できた際は、被害に遭った家族が安心して過ごせるように、今度こそしっかり捕まえてもらいたい。
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