登録者数5.13万人のYouTubeチャネル「父と子つなぐお弁当」が、『会社を辞めるのでYouTubeの収益について話します。』と題した動画を投稿。以前の動画で仕事を辞めることを発表し、視聴者からさまざまな意見が寄せられていたことから、YouTubeの収益と自身の気持ちを明らかにした。

「父と子つなぐお弁当」は、父子家庭でありながら家事に料理に子育てに、奮闘する様子を投稿しているYouTuberだ。子供3人と猫2匹、家のローンを35年抱え、会社には出向を命じられた父親の再出発の日常を赤裸々に綴った動画が話題になっている。

今回投稿した動画でYouTubeの1ヶ月の収益を公開したが、その額は新入社員の初任給の約1.5倍だという。厚生労働省の調査によると、大卒の初任給の平均額は22万6,000円。その1.5倍というと約34万円ほどの収益になっているのではないだろうか。

だがそれでも大学生1人、高校生2人、猫2匹を養うには足りないと話し、現在は絶賛転職活動中だという。「子供との時間や、心身を大切に出来る仕事を選ぶつもり」と語り、YouTubeでの収益はいつまでも続くとは考えていないため、収入源をYouTube1本にはせず、より家族との時間を取れる転職先を探しているようだ。

「新入社員として入社したころは意味も分からず、出世したいと思っていた」と当時を振り返り、同期の誰よりも働いたと話す。だが今は考え方も変わり、「孫がいる頃には、チャレンジを誇れる自分でありたい」と語った。

コメント欄では「家族との時間を大切にするための転職、いいと思います！」「皆応援してますよ」「仕事しながら1人で子育て……いつか倒れてしまうのではと心配でした」と応援と励ましの声が相次ぎ、「父と子つなぐお弁当」が視聴者に愛されていることが分かった。美味しそうな料理と、家事に子育てに奮闘する優しい父の姿を、これからも届けてもらいたい。

文：sumika