2023年2月28日、クリエイター「まだら牛」は自身のYouTubeチャンネルで、TRPGアニメ映画『狂気山脈ネイキッド・パーク』パイロットフィルムを上映した。上映後は、すでに本編への制作を進めていると説明した上で、クラウドファンディングの実施を発表。前回のクラファンでは、1億1,930万円もの支援が集まっており、『CAMPFIREアニメ・漫画部門』で歴代1位となる支援額となっている。

狂気山脈は登山家が未知の領域に挑むヒューマンドラマ

『狂気山脈ネイキッド・パーク』は、「まだら牛」自身が制作した、クトゥルフ神話TRPGのシナリオ『狂気山脈 ～邪神の山嶺～』をもとにアニメ映画化したもの。登山家となる主人公が未知の領域に挑んでいく、挑戦と開拓のヒューマンドラマである。2021年には、「まだら牛」を中心とした「狂気山脈アニメ映画化プロジェクトチーム」が編成され、パイロットフィルム(=スポンサーへPRするために作られた映像作品)作成のため、クラファンを実施した。同じTRPGを手がける『驚天動地俱楽部』のメンバー「小ka栗ショーン」が、一人舞台「狂気山脈単独登頂」を実施し、大きな盛り上がりを見せている。

狂気山脈本編制作への挑戦！クラファン早くも3,000万円超！

アニメ映画『狂気山脈ネイキッド・パーク』を制作するには、パイロットフィルムが用意されていないと交渉の場に立つことも難しかったと説明する「まだら牛」。続けて、前回のクラファンの残額3,000万円ほど残っており、すでに本編制作へ取りかかっていると伝えた。当面の資金はあるものの、アニメ映画の制作は非常に時間が必要なため、「視聴者を待たせたくない」という気持ちから、今回のクラファンを実施したようだ。「まだら牛」がアニメ『狂気山脈ネイキッド・パーク』パイロットフィルムを配信してから、すぐに支援額が300万円を突破、さらに1時間後には3,000万円となった。本編制作には、3億円が必要と語る「まだら牛」だが、目標額が達成されなくても本編制作は行っていくと意気込みを見せていた。