クリエイター支援事業を手掛けるBitStarが制作した「インフルエンサーパワーランキング」で、2022年に最も再生されたYouTubeチャンネルや動画が発表された。
1位を獲得したのはTikTokerとして活躍したISSEI (いっせい)のYouTubeチャンネル「ISSEI / いっせい」だ。2022年1〜3月の総再生数1位だった人気チャンネル「M2DK.マツダ家の日常」を抑えてトップに立っている。ショート動画メインで視聴しやすく、オーバーリアクションでわかりやすいためか、海外からも支持された。
2位にランクインしたのは「Sagawa /さがわ」だ。「Sagawa /さがわ」も「ISSEI / いっせい」と同じく、ショート動画を多数公開している。主に笑える動画を投稿しているが、扱うネタは海外向けだ。そのため海外のファンが多い。
3位は「M2DK.マツダ家の日常」だった。2021年のランキングでは11位だったが、2022年1月~3月のランキングでは1位を獲得している。「M2DK.マツダ家の日常」では海外で話題になったネタを、体を張って再現する動画が人気だ。
いずれのチャンネルもショート動画の人気が高く、海外ファンが多い。海外のリスナーは短時間で見られる面白い動画が好みなのだとわかる。
2022年の動画再生数ランキングで1位を獲得したのは、SEKAI NO OWARIが公開した「Habit」のMVだ。TikTokでバズり、個性的なダンスとメッセージ性のある歌詞が話題になった。
2位に輝いたのはAdoの「新時代」だ。人気アニメ「ONE PIECE」の映画「ONE PIECE FILM RED」の主題歌だ。中田ヤスタカが楽曲を提供している。
3位はOfficial髭男dismが歌う「ミックスナッツ」の[Official Video]だ。「ミックスナッツ」はアニメ「SPY×FAMILY」の主題歌で、アニメとともに一躍人気となった。
4位はKing Gnuの「逆夢」で、再生数は「ミックスナッツ」に迫る勢いだ。動画再生数ランキングでは、主に楽曲のMVがランクインした。
新規開設チャンネルランキングで1位に輝いたのは壱百満天原サロメ / Hyakumantenbara Salome」だった。Vtuber事務所・にじさんじからデビューした新人Vtuberだ。お嬢様キャラと胃カメラまで公開した自己紹介で瞬く間に人気となった。
2位にランクインしたのは「みけねこch」だ。2022年4月24日に配信者・みけねこがVtuberとしての活動を開始。146万5462円のスーパーチャットが送られており、日間世界ランキングで1位となっている。
3位は「にこちゃん放送局」だ。人気YouTuber・平成フラミンゴのNICOが作った個人チャンネルなので、あっという間にチャンネル登録者数が増えた。投稿されている動画の本数は少ないが、どの動画も再生数100万回を突破している。
タイアップ動画ランキングで1位を獲得したのは「SHEIN」だった。中国発のファッションブランドで、ちいめろやふくれななど多数の人気YouTuberが購入品を紹介している。ゲーム実況者やライフスタイル系YouTuberなど、ジャンルを問わずにタイアップしているので、視聴者の認知度も高い。
2位はnosh(ナッシュ)だ。食事宅配サービスの会社で、宅配食をストリーマーの釈迦や加藤純一、後藤真希やさまぁ〜ずなどが紹介している。特に食生活が乱れがちなゲーム実況者との相性が良く、販売食数を拡大中だ。
3位はスーパードライだ。スーパードライは様々なアーティストが登場するYoutubeチャンネル「THE FIRST TAKE」とコラボし、コラボ動画やCMを公開した。「THE FIRST TAKE」とのコラボをきっかけに、若い世代のビール需要を拡大することが目的だ。
ショート動画ランキングの1位は、「ISSEI funny video 😂😂😂 | ISSEI Best TikTok January 2022 Part 86 #shorts」だった。海外の動画を再現しているのだが、ノリと勢いが評価されている。
1位だけではない。2位と3位もYouTubeチャンネル「ISSEI / いっせい」の投稿動画だ。2位は「ISSEI funny video 😂😂😂 KARATE 黒帯天使 | ISSEI Best TikTok February 2022 Part 55 #shorts」で、空手に挑戦し、最後は瓦割りに成功している。
3位は「ISSEI funny video 😂😂😂 BODY PUZZLE with Spiderman #shorts」で、動画の内容はスパイダーマンと一緒にTikTokで流行した体パズルを行うというものだった。得意のオーバーリアクションが活かされている。
2022年を総括するとショート動画の人気が非常に高く、その中でも海外から支持されているYouTubeチャンネルが伸びていた。この流れが続くのか新たなブームが来るのか、来年の展開に期待だ。
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