6月13日、colorful magicというVTuber事務所が新たに誕生した。colorful magicはこの日、事務所開設を報告するとともに、第1期生の募集を開始。
しかしなんとこのcolorful magicが、約22時間で運営を休止することを発表し、Twitterで大きな話題となっている。
新VTuber事務所が発足
colorful magicは6月13日、Twitterに「この度新たにVTuber事務所を開設致しました『colorful magic』と申します。」と投稿。「近日、第1期生の募集を開始したいと思いますので、たくさんのご応募お待ちしております!」と、所属クリエイターの募集開始を告知した。
このツイートには、開設を祝福するコメントや所属希望のコメント、選考基準に関する質問が殺到したのだが、ホームページなどがなく、事業者の情報が明かされていないことを不審に思うTwitterユーザーも多くみられた。
一体どんな人物がVTuber事務所を立ち上げたのか……。
Twitterでは、Live2Dのモデリングを行っているというある人物が、colorful magicの開設を知らせる投稿に、「VTuber事務所開設致しました…!ご興味のある方は是非是非覗きにいらしてください」と文を添えてリツイートをしていたのだ。
衝動的な事務所開設で知識・準備不足が浮き彫りに
colorful magicを立ち上げた人物のTwitterをさかのぼると、6月12日に「VTuber事務所を開設してみたい…」「軽率に設立してみようかな… 応募してくれた方に肉体プレゼントしたいけど果たして個人事業でどこまで回せるか分からぬ…」という投稿があり、かなり衝動的に事務所を立ち上げたことがわかる。
当然ながらこの超ハイスピードな事務所設立で、所属クリエイターとの収益分配なども決まっておらず、事務所を立ち上げた人物には、準備不足や起業における知識不足を指摘する声も寄せられた。
こういった意見をもとに、6月14日、事務所設立者は「事務所というものに対して私自身甘く見てしまっていたこと、ここまで騒動を広げてしまったことに関しまして深くお詫び申し上げます。」と釈明。「つきましては、『colorfulmagic』を活動休止させて頂きたいと思います。」と、事務所の運営を止めることを発表した。
起業することが夢だったというこの設立者は、今後について「経営、事務所について今1度
学び、私自身のスキルアップを行ってから、事務所の設立を行いたいと思います。」とTwitterに記載しており、体制が整い次第、活動を再開するとしている。
1日にして閉鎖になってしまったcolorful magicだが、今回の騒動には設立者のチャレンジ精神を称える応援コメントが殺到している状態だ。いまや大きな市場価値のあるVTuber業界を担う経営者になってくれることに期待したい。
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