ボクシング元WBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二が、自身のYouTubeチャンネル『竹原テレビ』で、ケンカ自慢の若者からの挑戦を受けスパーリングをおこなった。前編と後編に分かれた2本の動画は、公開からわずか1週間で500万回再生を超えるなど注目度の高い動画となっている。
今回、竹原に挑戦したケンカ自慢は22歳の若者2名。竹原のジムに通っている知人を介して「(竹原と)今度スパーリングさせろよ!余裕で勝てると思うから」とのやり取りからすべてが始まった。この発言を受けて竹原は「マジで最近、舐められてるんだよね」「もう50近いけど、こう見えても元世界チャンピオンだからね」と、余裕の表情を浮かべながら語っている。
そして、スパーリング当日、ケンカ自慢の若者達は待ち合わせの時間から大幅に遅刻。しかし、なにひとつ悪びれる素振りもなく「スパーリングやりましょうよ!」と笑顔で挑発し、その後も失礼な態度をとり続ける若者達に対し、竹原は「今の子って、こんな感じなの?」「最低限の礼儀作法くらい知っておかないと恥かくよ」と、終始『大人の対応』を見せていたのが印象的だ。
スパーリングは2分2Rでおこなわれ、相手の隙を見逃さず有効的なパンチを浴びせ続けた竹原が貫禄の勝利を収めている。手加減をしながらも、その圧巻の戦いぶりは元世界チャンピオンの健在を感じさせるものだった。
スパーリングを終えて若者達は、「悔しい」と口にしながらも「強かった」「全然無理でした」と素直に竹原の実力に完敗を認めている。しかし、どれだけパンチを浴びせても強気に打って出るケンカ自慢の若者達の姿勢に竹原は「ナイスファイトだった!」「良いものを持っている」と振り返りつつ「ボクシングに限らず、その気持ちを大事にすれば必ず夢をゲットできる」と2人に伝えている。
多くを語らずともスパーリングを通して、2人の若者に人生の厳しさや大切なことを教えた竹原。この動画に、竹原の「強さ」「優しさ」「威厳」そのすべてが凝縮されている気がした。
文:miyasuke
サムネイル出典:竹原慎二 オフィシャルブログ
出典:竹原テレビ
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