ヤマカイTV Japanese ver

プロバレエダンサーであり、YouTuberでもあるヤマカイが5月15日、『またバレエ界が大炎上している件について』と題した動画を公開。

キングコング・西野亮廣の『えんとつ町のプペル』がバレエ化することをうけ、その情報を総指揮者のサロンメンバーが公にしたnote記事が炎上したことについて見解を示した。

『えんとつ町のプペル』のバレエ化炎上、ヤマカイの見解は

ヤマカイは今回の動画で、マーケティングの勉強のために西野亮廣のサロンに入っていることを告白。自身を西野の“信者”ではなく、幽霊部員としたうえで本件に言及した。

現在、問題となったnoteの記事は削除され、閲覧できなくなっているのだが、この件が炎上してしまった理由についてヤマカイは、「記事をバレエ・バレエファンへの敬意が足りないのでは?」と、総指揮者のバレエ知識が足りないことを挙げている。

ヤマカイは今回の炎上ポイントのひとつにプペルバレエを「古典と同じ棚に上げている」ことと述べ、バレエファンから「古典をなめるな!」という意見があること、サロン外部の人が共感できる文章ではなかったと発言。

続く炎上ポイントに「今のバレエ界に新作をシェアする考えはない」と断言していたことを挙げ、日本のバレエ団は新作(大作)に力を入れているため、“新作をシェアする考えはない”と断言するのは少し違うと話す。

ヤマカイは本件についてTwitterで「群舞(ダンサー)は無給」という言葉が炎上していることについては「確かな情報かわからない」としたものの、文章を少し簡潔かつ論理的にしすぎたことが原因で、総指揮者の方のバレエ知識がないと思われるような内容だったと結論づけている。

記事炎上も今回のコラボは「メリットだらけ」

今回の炎上は特に「ファンの想いが強いバレエ界ならでは」の炎上だったと、個人的な感想を述べたヤマカイ。

今回の記事は身内同士で使うワードをチョイスしており、特にファンの想いが強いバレエ界で「私達はこうやるんだ!」というノリを出してしまったこと、「プペルのために」という色を記事で出してしまったことで、コラボ相手であるバレエ界を利用していると思われたと語る。

問題となった記事の書き方には、コラボ相手へのメリットを提示した書き方が必須だったと話すヤマカイだが、実際は今回のコラボは「メリットだらけだとは思う」と発言。

バレエ界にとっても新作が世に出て踊り繋がれていくことや、子どもが主役の作品が少ないバレエ界において、子どものダンサーが主役になれる作品はメリットだらけだという。ダンサーの報酬という点においても、今回のコラボは観客を集められる見込みがあるため、「バレエ界の利回りを良くする最短ルート」と考えているそうだ。

同動画の最後では「作品が楽しみだ」と語ったヤマカイ。Twitterで賛否両論のプぺルバレエは、成功となるか、幕開けが楽しみだ。

出典:ヤマカイTV Japanese ver

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