ウクライナ出身のゲーム実況YouTuberサワヤンのサワが4月27日、『ネタじゃないんだよ。』と題した動画を公開。
サワヤン兄弟が母国ウクライナでの戦争を動画で取り上げていることをよく思わない人が少なからずいるにも関わらず、戦争について発信し続ける理由を説明した。
若者たちに「世界情勢に興味を持ってもらいたい」
動画冒頭でウクライナ戦争の発信をすることに関して、「結論から言うとやめる気はございません」と前置きしたサワ。
若年層の視聴者が多いサワヤンゲームズチャンネルで、2月下旬にウクライナ侵攻が始まった当初より情報を発信している理由については、「若者たちにも世界情勢に興味を持ってもらいたい」と述べている。
サワ自身、学生時代は世界情勢にそこまで関心を持っていなかったそうだが、若者が問題意識を持ち、現在起こっている問題と向き合ってくれるようになっていることに「ありがたい」と感じていると話す。
視聴者のご両親からは「うちの息子がサワヤンゲームズの動画を観て、今回の件に関して興味を持っている。ありがとうございます」といったメッセージが送られてきているといい、サワは自分の行動は大きく間違っていないと考え、若者たちの関心を高めるために行動しているように感じられる。
これまでの寄付総額は1,000万円
サワはウクライナについて発信し続ける2つ目の理由に、動画の収益化を通じて「自分の両親であったりだとか叔父の家族をサポートできている」ことを挙げている。
サラリーマンだった当時、「1円でも計算して生活をしていた」という経験から、寄付は誰もができる訳ではないことを十分に理解しているサワ。
YouTubeの収益は動画再生回数に応じた広告収入などから発生するわけだが、同動画でサワは両親や叔父への支援や個人的にウクライナに寄付した額が総額1,000万円近くになることを明らかにしている。
寄付をしたくてもできない人が多い中、視聴者がサワヤンの動画を再生するだけで、サワヤンの身近な人々やウクライナの力になっていると説明している。
サワは今回の動画で2つの事情を視聴者に説明してくれたが、どちらも自分本位のものでは決してなく、若者の未来やウクライナ全体への支援を考えてのこと。
ウクライナ情勢と動画の収益化とをつなげて考えることに抵抗を感じる人がいるのは否めないが、より多くの視聴者にサワの気持ちが届くことを願っている。
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