現在YouTubeのチャンネル登録者数1,000万人を目指しているHIKAKINだが、1,000万人を達成した際のお祝いを断念することを24日に投稿した動画内で発表。その代わりとして、医療支援へ1,000万円を寄付した。

「HIKAKIN TV10周年の夏」ということでHIKAKINは8月中、10本の豪華な動画を次々と投稿。その効果か、チャンネル登録者数が「大爆増した」といい、1本目の動画から10本の動画があがるまでの20日で、なんと20万人以上登録者が増えたことを明かした。

登録者数はさらに伸び続けており、8月27日の時点で登録者数は984万人に到達している。夢の1,000万人を目前に控えたHIKAKINだが、ここにきて1,000万人達成のお祝いを断念すると発表、大きな話題となっている。

HIKAKINは登録者数が900万人を突破した際もあえて喜びを抑え、1,000万人に到達したあかつきには盛大にお祝いするとしていたのだが、今回の動画では、「何年も前から掲げていた大きな目標でしたし、一生に一回あるかないかのイベントだったので、1,000万円を1本の動画にかけた大型企画をやるつもりだった」と告白。

大型企画を断念した理由には、現在の新型コロナウイルスの感染拡大の状況を見た際に、「もっとほかにできることがあるんじゃないか」と考えたという。

「コロナが日本で広まってから500日以上、医療従事者の方は終わりの見えないなか、ずっと戦い続けてくださってます」と続け、1,000万円はコロナの医療支援に募金することを発表。

「15年間YouTubeをやってきて、このタイミングで1,000万人を迎えるのは運命かなと思いました」と、募金することへの想いを語った。

「ファンの皆さんの想いが乗ったお金です！」と動画を見てくれている方がいるからこそ、できることだとも述べた。

募金先はYahoo！基金の「新型コロナウイルス医療崩壊を防ぐための支援」。振込は動画内で実施、寄付の証拠として画面も公開し、間違いなく1,000万円が寄付されたことを報告した。

1,000万人到達記念の企画については「一緒に1,000万人突破の瞬間の嬉しさを共有したい」とし、このご時世でもできるものとして、登録者数が995万人に到達してから1,000万人を突破するまで「登録、登録、登録～♪」と歌い続ける生配信を実施予定だと述べている。

そんなHIKAKINに対しコメント欄では「祝いたい気持ちをグッと抑えて、寄付することを運命と言えるHIKAKIN、仏様」「どこまで聖人なんだよ……」「この決断ができるHIKAKINが素敵」と、称賛と応援の声が集まっている。

自身のお祝いよりも、大変な思いをしている医療従事者への寄付を優先したHIKAKIN。今回の行動は広く認知され、多くの人に感動を与えている。

文：sumika