生物系YouTuberのおーちゃんねるが12月13日、『スーパーの魚の開きにヤバい寄生虫が付いてた』と題した動画を公開。
スーパーで購入したニシンのキモに寄生虫であるアニサキスがついていたことを報告し、視聴者に向けてアニサキスが付いていても「クレームいれないように」と呼びかけている。
ニシンのキモにアニサキス
おーちゃんねるは、スーパーの鮮魚コーナーで販売されていたニシンに目がついたとき、あるものが見えたという。
その「あるもの」とは、寄生虫はアニサキスの幼虫とのこと。
確かにそのニシンのキモの部分には、おーちゃんねるが「ウニュっと渦を巻いているものが」というとおり、茶色っぽい渦巻き状の寄生虫と透明のひものような寄生虫がついているのがわかる。
おーちゃんねるがピンセットで触ってみると、なんと渦巻きは2匹の寄生虫によってできていたことが判明。透明のひも状のものも、2匹の寄生虫によってできていたものであることがわかった。
農林水産省のWEBサイトには、アニサキスはサバ、サンマ、アジ、カツオ、サケ、スルメイカ等、海産魚介類の内臓周辺、腹腔内、筋肉内に寄生する半透明な白色で細長い糸状のもの。生きたアニサキスが付いたままの海産魚介類を生食、あるいは冷凍や加熱が不十分な状態で食べると、アニサキス食中毒を引き起こす事があると記載されている。
「クレームいれないように」と呼びかけ
おーちゃんねるによると、アニサキスは魚の胃や腸などの消化管に付着していることが多く、見える部分についているものについては、調理場で処理がされている。
しかし、内臓の奥などに隠れているアニサキスは除去されずに残っていることがあるため、たまにアニサキスが付着したものが販売されてしまうと話す。
おーちゃんねるはこのことについて「こういう魚にアニサキスがついてても、クレームいれないようにしてください」と発言。
「生食用は(クレームを)いれてもいいかも」というが、加熱して食べる場合は問題ないことや、魚にアニサキスがついていることはおかしい事ではないため、クレームを控えるようにと呼びかけたのだ。
先の農林水産省のWEBサイトにも「加熱調理(中心温度60℃で1分以上)でアニサキス幼虫は死にます」と記載があるように、十分に加熱すればアニサキスによる食中毒は予防できるのだ。
おーちゃんるはアニサキスにはタンパク成分が含まれていることから、「アニサキスついてたら、ラッキーぐらに思っておいたらいいです。加熱して食べたらただの栄養なんで」と述べており、今回取り出したアニサキスはフグの餌にするとも話している。
今回の動画ではアニサキスについてかなりわかりやすく解説されており、視聴者にも好評だったもよう。「加熱用なのにめっちゃクレーム来ます」というコメントもあり、正しい知識の普及に一役買ったようだ。
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出典①:農林水産省
出典②:おーちゃんねる
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