東京五輪開会式作曲担当のミュージシャン小山田圭吾氏が7月19日、同担当の辞任を申し出たことを発表。 問題発覚以降も留任を強調し続けてきた東京五輪・パラリンピック組織委員会は「これは誤った判断であると考えるに至り、辞意を受け入れることにいたしました」と、辞任を受理し、「この間多くの皆様に不快な思いをさせたこと、混乱を招いたことを心からお詫び申し上げます」と謝罪した。
小山田氏は過去に雑誌で障がい者と見られる同級生をいじめていた過去を自慢気に告白していたことが問題視され、この数週間のネットニュースはこの話題一色に。テレビでもさまざまな超名人が自身の意見を発信していたものだった。
そんななか、一部で注目されていたのが、7月18日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)だったという。その理由を週刊誌編集者が明かす。
「番組でコメンテーターを務めるダウンタウン・松本人志は、2013年6月12日のツイッターにて、同級生をいじめていた過去を明かしているのです。3回に分けられたツイートでは、〈足が悪くてね。片足引きずるように歩くの。オレ何度かイジメた事が有ってね〉と告白。松本が気まぐれにこの同級生の家に遊びに行くと、クラスメイトを連れてきたのが初めてだったのか、母親は『仲良くしてあげてね』と何度も言い、この同級生も母親の前では松本と親友のように振る舞っていたそう。そのことで松本は、〈オレ罪悪感でたまらんようになってね。おばちゃんオレ岡田のことイジメたこと有るって。言えなくてね〉と自責の念に駆られていたことを明かしています。当時は、4000件以上ものリツイートがされ、物議を醸していただけに、このことを覚えていた視聴者は『ワイドナショー』で小山田氏を批判するのか、擁護するのか注視していましたが、この日は石橋貴明の離婚や、来日した国際オリンピック委員会・バッハ会長の言動、福山雅治が子どもの写真を撮られた件などがメインで扱われており、小山田氏のいじめ過去の話題は完全スルーされていました」
今年2月の『ワイドナショー』にて、女子バレー韓国代表選手2人が小・中学生時代のいじめ行為が判明したことを受け、東京五輪代表から外れたというニュースを取り上げた際に、松本は「(過去のいじめを)どこまでさかのぼるのか」「完全に被害者、加害者って言い切れるのかな」との持論を語ってもいる。それだけに、やはり小山田氏の件でどんな見解を持っているのかは気になるところだ。
余談ではあるが、2000年に松本が中居正広とW主演したドラマ『伝説の教師』(日本テレビ系)では、主人公の松本人志は“いじめられっ子当番制”を実施し、いじめ問題を解決しているが、今ではとても放送できない内容だろう。
果たして、小山田氏の件に触れなかったのは、番組サイドの忖度だったのか、それもと松本に苦い思い出がフラッシュバックされたからだろうか。
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