
『佐倉あましん』の「M-1で名前出た企業『!!』シュババババ、名前出てない企業『!!』シュババババ」は、M-1グランプリでネタに登場した企業が次々とSNSで反応する様子を紹介した。
優勝したたくろうをはじめ、出場芸人たちが披露したネタに登場した企業名に、公式アカウントが温かなメッセージを送る光景が、もはやM-1の新たな楽しみ方となっている。
たくろうのネタに出てきた大企業が温かな祝福リレー
たくろうのネタに登場したGoogleは「Google中のジェームズが喜んでおりました」と画像付きで反応し、トヨタ自動車は「ETCはしっかり減速して通過しましょう」と安全運転を呼びかけながら祝福した。
JTBは「最高のネタの中でJTBの名前を出していただき本当にありがとうございます」と感激を伝え、いつか本当に旅のお手伝いができる日を楽しみにしていると綴る。
Yahoo天気も「ジョージさんYahooで天気予報見てくださってありがとうございます」と反応し、LINEYahoo会長までもが祝福のコメントを寄せた。
やよい軒は「M-1優勝してもやよい軒におかわりしに来てくださいね」と親しみを込めて呼びかけ、京都産業大学は本来KSUという略称を、ネタで使われたKSDに合わせて「今日から本学は京都ですごい大学KSDを受賞いたします」と粋な対応を見せている。
関西24.4%の高視聴率が生む宣伝効果 企業が殺到する令和のM-1
関東地区視聴率16.2%、関西地区視聴率24.4%という高い注目度を記録したM-1の舞台で企業名が呼ばれることは、もはや最高の宣伝チャンスとなっている。
エバースのネタに登場したルンバは「ルンバとうまい棒のカス」という画像を投稿。
めぞんが歌ったサンボマスターの楽曲には、山口さん本人が「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」と反応している。
さらにヤーレンズが着用していたネクタイのブランドまでもが「M-1決勝の大舞台にヘラルボニーのネクタイを選んでくださりありがとうございました」とお礼を述べるなど、服装にまで企業が反応する時代となった。
一方で、真空ジェシカがネタにしたアンジェラさんからは反応がなく「逆に怖くなる」と芸人が嘆く様子も紹介されている。
過去にダイアン津田がユニクロと言ってCMにつながった例もあり、高視聴率のM-1で名前を出すことの価値は計り知れない。
お笑いと企業が温かくつながる瞬間に、私たちは令和のエンタメの進化を目撃しているのかもしれない。
出典:佐倉あましん
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