
『HikakinTV』の「開示だな で人生初の流行語大賞を3つとってしまいました」は、今年2月の生配信中に放った「開示だな」の一言が若者世代を中心に広がり、3つの流行語ランキングに選出されたことを報告した。
高校生ランキング3位(「高校生最新トレンドランキング 2025年冬」)、ギャル向け6位(「egg流行語大賞2025」)、小学生向け4位(「流行ランキング2025(進研ゼミ小学講座調べ)」)と世代を超えた支持を獲得し、YouTuber歴20年で初めての流行語となった。
きっかけは登録者1900万人記念の生配信中に起きたマックデリバリーのイタズラ事件。
頼んでいない商品が自宅に届いた際、Hikakinが発した「おい…おい…これ開示だな」という言葉が、語感の良さからミーム化した。
ランキングを見た瞬間「二度見した」と本人が振り返るほど、予想外の展開である。
言葉が言葉なだけに複雑な気持ちを抱えつつも、「正直めちゃくちゃ嬉しいです」と率直な感情を吐露している。
20年近く続けてきた活動の中で、自分の口から放たれた言葉がこれほど大きな広がりを見せたのは初めてのこと。
世代を問わず受け入れられた事実に、配信者としての新たな手応えを感じている様子がうかがえる。
Hikakinはこれまで毎日のように「死ね」「キモい」「音の出るゴミ」といった誹謗中傷を数千、数万単位で受けてきた過去を告白。
表では笑顔を見せながらも、裏で悔しさや嫌な思いを抱え続けてきたという。
従来は「有名税」として我慢するしかなかったが、半分冗談で口にした言葉が流行語になったことで「時代は変わりました」と宣言。
今後は本当にひどい言葉には開示請求する準備を進めていると明かした。この言葉が誹謗中傷を書き込む人への抑止力となり、泣き寝入りする人が減ることを願っている。
「ネタっぽく使われてる言葉だと思いますが、今後誰かの心を守ってくれると信じています」。
軽快な響きの裏に込められた願いが、これからのネット社会を少しずつ変えていくかもしれない。
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